株・株式投資/決算書からチェック!気になる銘柄の株価

JPX日経400のパフォーマンスと課題とは?(2ページ目)

ROE( Return On Equity 、自己資本当期純利益率)の観点からは、TOPIXは魅力に欠けています。そのような課題をクリアするものとしてJPX日経400が設けられました。その構成銘柄のROEは、TOPIXの2倍近くになります。しかし、ダウ平均株価構成銘柄に比べれば、半分程度の水準です。また、インデックスについても日経平均株価には劣っています。もっと日本の成長企業を反映できるようなインデックスがあればいいのですが……。

日根野 健

執筆者:日根野 健

公認会計士ガイド

  • Comment Page Icon

JPX日経400の構成銘柄とパフォーマンスは?

その結果、どのような400銘柄が選定されたのでしょうか?

日経平均株価を構成する225社と比較しながら見てみましょう。日経平均株価への影響の大きい10社(ファーストリテイリング、ファナック、ソフトバンク、京セラ、本田技研工業、KDDI、信越化学工業、キヤノン、セコム、トヨタ自動車)は、JPX日経400にも含まれています。

逆に、日経平均株価の構成銘柄ではあるがJPX日経400に含まれない銘柄にどのようなものがあるかというと、パナソニック、シャープ、パイオニア、オリンパス、東京電力、中部電力、関西電力などです。

また、日経平均株価に含まれていないが、JPX日経400に含まれる銘柄(私が注目している銘柄)としては、パル、キユーピー、パーク24、リンナイ、SMC、エフピコ、ユニ・チャーム、イオンディライト、サンドラッグなどが挙げられます。どれも優れた企業ですが、企業規模がそれほど大きくありませんから、日経平均株価には含まれていなかったものと考えられます。

このようにしてみると、JPX日経400構成銘柄の特徴は、次のようにまとめられそうです。

・基本的には日本を代表する大企業である。
・業績の悪い企業は、大企業であってもきっちりと除外されている。
・中堅企業であっても業績が良ければ組み込まれている。


その結果、JPX日経400構成銘柄の3年ROE単純平均値は、11.1%となっています。ダウ平均株価構成銘柄の22.2%の半分に過ぎませんが、TOPIXの5.3%よりは大きくなっています。

東証の資料に基づき、JPX日経400とTOPIXのパフォーマンスを比較してみると、2006年8月末の基準価格を10000とすると、その7年後の2013年8月末の基準価格は、JPX日経400が7300程度(東証が公表しているグラフより目測)であるのに対して、TOPIXは6767に過ぎません。7年間で500ポイント程度の成果が出ているといえます。

パフォーマンスにするとJPX日経400が-27%、TOPIXが-32.3%です。

でも、ちょっとまってください。同じ期間のダウ平均株価や日経平均株価のパフォーマンスを調べてみると、ダウ平均株価は+30.1%、日経平均株価は -17.0%となっています。

【図2undefinedJPX日経400、TOPIX、ダウ平均株価、日経平均株価の銘柄数、ROE、騰落率の比較】

【図2 JPX日経400、TOPIX、ダウ平均株価、日経平均株価の銘柄数、ROE、騰落率の比較】

  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます