統一省エネラベルの見方
「省エネ統一ラベル」とは、小売事業者が製品の省エネに関する特定の情報を表示するための制度。2006年10月から実施されています。以前から使用されていた、メーカーが省エネ性能を表示する「省エネラベル」がありますが、小売事業者がメーカーの情報をより分かり易く変換して消費者に提示することが求められ、新たにこのラベルが導入されました。
「省エネラベル」に比べ、省エネ性能を評価する★印や、年間の電気料金目安など、製品の省エネ性能が消費者にひと目で分かるような内容となっています。まずはこのラベルをしっかりチェックしましょう。表示される項目は主に以下の3つですが、「省エネラベル」だけが表示されている機器があったり、機器により項目が異なります。
電気冷蔵庫の統一省エネラベルの例(経済産業省資源エネルギー省発行「省エネ性能カタログ2009年夏版」より)。多段階評価、省エネラベル、年間の目安電気料金などを組み合わせて表示される(クリックして拡大表示)
市販されている製品の省エネ達成率の分布状況により、その性能を5段階で表示している相対評価。エアコン・テレビ・冷蔵庫・電気便座に表示されます。省エネ性能の高い順に5つ星から1つ星までありますが、3つ星が何%達成なのかは、製品ごと・また状況に応じて改定されます。★印の下には、省エネ達成基準100%の位置が表示されるので、幾つ以上が100%達成なのかも、目安として下さい。
2. 省エネラベル
「省エネラベリング制度とは」で紹介した「省エネラベリング制度」で定められている項目(省エネ性マーク・省エネ達成基準・エネルギー消費効率・目標年度)が表示されます。この情報が表示されるのは、指定の16品目です。
3. 年間の目安電気料金
エネルギー消費効率(年間消費電力量など)をよりわかりやすくするために、目安の電気料金(1kWh22円で算出)にして表示しています。省エネ性能をより身近に感じられる数値なので、参考になるでしょう。この情報が表示されるのは、多段階評価が表示される4アイテムの他、炊飯器・電子レンジ・蛍光灯器具・DVDレコーダーなどです。
【参考サイト】
・省エネ性能カタログ 2009年・夏版(PDF)
・省エネルギーセンター・統一省エネラベル(PDF)
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