昭和の面影が残るステーキハウス「CHACO あめみや」
お店に向かって地下への階段を降りていくと、店内に入る前から何やら美味しそうな香りが漂っている「CHACO あめみや」。案内された席に座り店内を見回してみると、赤坂の「カナユニ」を思い起こさせるノスタルジックな雰囲気です。それもそのはず、同店1979年創業のステーキハウスで当時のままの店内だそう。確かに壁の色がうっすら色づいていますが、おそらく創業当時は真白な壁だったのでしょう。「CHACO あめみや」の楽しみ方
「CHACO あめみや」では国産牛も扱っていますが、霜降りのない豪州牛を使ったブロックステーキを食べて欲しいところ。部位はヒレ、サーロイン、リブロースがありますが、先ずはリブロースで。高級ステーキだと黒毛和牛のことが多いので、200gもあれば満足ですが、こちらは赤身の豪州牛なので女性の私でも400g、男性であれば500gは食べられてしまうでしょう。ブロックステーキは1kg以上から100g単位でオーダーできますが、さすがに美味しく焼けるサイズにも限度があるようで、例えば2kgオーダーすると1kgのブロック肉を二回に分けて供されます。その時の肉の形にもよるそうですが、大きくても最大1.8kgまでだとか。1kgでもビジュアル的に十分楽しめる大きさですが、もっと大きなサイズで盛り上がりたい方はスタッフの方に相談して決めるのが良いでしょう。あるいは二種類の部位を1kgずつオーダーするのも楽しめます。というわけで、4人位で行くのがおススメです。
オーダーしたブロック肉は、入口近くの炭窯で表面こんがり焼かれ、それを今度は目の前に用意された鉄板の上でスタッフの方がカット、あとはお好みの焼き具合に各自で火入れします。各自に用意されるのは鋳物でできたプレート。鋳物は熱伝導や保温性がいいので、鉄板からプレートに肉を移しても冷めにくく、お肉をそのまま美味しく頂けるというのが特徴。美味しくお肉を食べさせようという気配りが最後まで伝わりますね。
味付けはいたってシンプルで、テーブルの上に用意された塩、胡椒、マスタード、にんにく、醤油を使ってお好みの味付けを。個人的には黒毛和牛に比べて淡白な味わいの豪州牛、醤油との相性がよくて好みだった食べ方。鋳物のプレートがまだアツアツのうちに、肉をおいて醤油をほんの少したらすと、ジュッと音を立てて醤油が煮詰まり、肉にその香ばしさがまとわりついて美味でした。サイドメニューの料理としての完成度に関してや、臭いが洋服についてしまう等、最終的にはさして気にさせない魅力のある「CHACO あめみや」。リブロースのブロック焼1kgが8400円とお値段もリーズナブルなので、これから年末に向けて仲間との集まりにも気軽に利用できて、肉好きなら盛り上がること間違いないステーキハウスです。
■CHACO あめみや
・住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷1-7-12 B1F
・TEL:03-3402-6066
・営業時間:
ランチ(火~金)AM11:30~PM2:00 L.O
ディナー(火~土)PM5:00~PM10:00 L.O
日曜祝祭日PM5:00~PM9:00 L.O
・定休日:月曜日
・地図:Yahoo!地図情報