スイーツのおいしさをより高めてくれるコンビニコーヒー

コンビニコーヒー

コンビニスイーツとコーヒーをセットで買えば、いつでも、どこでも手軽にカフェタイムが楽しめます

コンビニスイーツのおともに、皆さんは普段、何を飲みますか?恐らく、「コーヒー」と答える方が最も多いのではないでしょうか。ケーキや焼き菓子、菓子パンなどどんなスイーツとも相性がよく、コーヒーならではの芳醇なアロマが心地よいリラックススタイムを演出してくれます。

そんなコーヒーを巡って今、各コンビニが熱いバトルを繰り広げています。とりわけ話題となっているのが、「コンビニコーヒー」と呼ばれる商品ジャンル。注文ごとに1杯ずつマシンで抽出するコーヒーのことで、缶コーヒーなどと区別するため「カウンターコーヒー」という言葉でも呼ばれています。

各社が総力を挙げて拡販に取り組む背景には、コーヒーのもつ常用性によるリピーターの獲得に加え、お菓子やパンとのセット買いによる客単価の増加、女性客の取り込みなど様々なメリットが望めるという理由があります。

さらに、消費者にとっては、コーヒーチェーンよりも価格が安く、オフィスや自宅のそばにあるという利便性の高さが魅力!利用者は、ますます拡大しています。

わずか5年余りで、市場規模が急激に拡大

コーヒー

オフィスでのデスクワークのおともや、ランチ後の1杯に、外でコーヒーを購入するオフィスワーカーは少なくありません

コンビニコーヒー市場が急速に拡大し始めたのは、2012年。それ以前も、高速道路の店舗やオフィス街など一部のコンビニではドリップ式のコーヒーが提供されていましたが、本格的な導入を業界でいち早くスタートさせたのは、サークルKサンクス。2009年7月よりセルフコーヒーマシンの本格導入を開始し、2011年12月には国内最大の飲食チェーンであるマクドナルドの3000店舗を超える3500店舗を突破。現在までに約6200店舗(2013年4月現在)にまで販売店を拡大しています。

時を同じくして2009年10月より本格展開をスタートしたミニストップは、2010年11月にブランド名を「M’s STYLE COFFEE(エムズスタイルコーヒー)」と刷新し、全店(約2200店舗)に導入。続いて、ローソンは「MACHI café(マチカフェ)」、ファミリーマートは「あじわいFamima Café(あじわいファミマカフェ)」というブランド名で、カウンターコーヒーの強化に乗り出しました。

一方で、スリーエフは2004年2月より、店内調理型の新フォーマット「gooz(グーツ)」という独自ブランドを展開しており、2005年5月に店内で抽出した数種類のコーヒーから、お客が好みの種類を選んでブレンドできるという新しい売り方の「gooz COFFEE(グーツコーヒー)」を開発。スリーエフ店舗にも導入するほか、2012年6月からは「g-SELECT COFFEE(ジーセレクトコーヒー)」という新ブランドでも展開を始めました。
ローソンのコーヒー豆

ローソンのマチカフェに使用されている豆。コンビニコーヒーも今や、コーヒー専門店に引けをとらない品質になっています

そこに追い打ちをかけたのが、最後発となったセブン-イレブンの急速展開です。セブン-イレブンでも、一部の店舗で「バリスターズカフェ」という淹れたてコーヒーを提供していましたが、2013年1月、新たに「セブンカフェ」というブランドを立ち上げ、本格的にカウンターコーヒーの販売に参入しました。そこから、業界1位の店舗数と資本力を背景に急ピッチで展開を進め、なんと8ヵ月後の9月には全国のセブン-イレブン1万5800店舗への導入達成を成し遂げました。

さらに、1杯100円という他を圧倒する価格での提供も話題となり、それに追随して値下げを敢行するコンビニも登場。これまでコーヒー専門店で購入していた人が続々とコンビニへ流出するという現象が起きています。この冬は、カフェよりもコンビニでホットコーヒーを買っていると言う人も少ないのではないでしょうか。

次ページでは、競合が激化している各コンビニの戦略に迫ります。