乳児育児/赤ちゃんの心と体を育てる遊び

赤ちゃんは抱っこ紐で! 産後ママのベビーダンスとは

産後の体力、筋力、体型回復、ストレス解消のためのエクササイズ。赤ちゃんと触れ合いながら、十分に身体を動かし充実感を得られるプログラムが注目されています。赤ちゃんは抱っこ紐でだっこしたまま行えるベビーダンスをご紹介します。

執筆者:千葉 美奈子

産後エクササイズは託児付き派?母子同伴派?

赤ちゃん抱っこでステップ

赤ちゃんを抱っこしながらステップを踏む

産後、心身の不調に悩まされることは多いもの。体力、筋力、体型回復、また、ストレス解消のために、身体を動かすエクササイズに参加してみたい!と考えるママは少なくありません。でも、赤ちゃんはどうしましょう?

参加したいエクササイズがある場合、赤ちゃんを一時保育や信頼できる人に預けて単独参加する、同じ会場内での託児が付いているクラスを探す、赤ちゃん同伴で参加できるクラスに参加する……などの選択肢が浮かぶと思います。しかし、まだ寝返りもできない時期の赤ちゃんだったり、1日に何度もの授乳が必要だったりする場合には特に、赤ちゃんと離れることに不安を感じる方もいます。一時保育を利用する手間や費用をかけるぐらいならと、参加を諦めてしまう方もいるでしょう。一方で、母子一緒に参加できるママ向けクラスに参加しても、赤ちゃんがぐずり続けたために自分はほとんどプログラムに参加できなかったという体験談も少なくありません。

しかし、赤ちゃんのお世話に明け暮れる日々だからこそ、元気に育児に取り組むために、自分の身体のメンテナンスにも取り組みたいものですよね。上に挙げたような心の引っ掛かりを解決し、赤ちゃんとのふれ合いを楽しみながら、ママも十分身体を動かす充実感を得られるプログラムがあります。今回は『一般社団法人日本ベビーダンス協会』が全国展開をしているママ向けエクササイズ『ベビーダンス』をご紹介します。

赤ちゃんとのふれ合いから誕生した『ベビーダンス』

ふれあい遊びタイム

親子のふれ合い遊びタイムも

元々、赤ちゃんとの楽しいふれ合いを通して考案されたというベビーダンス。首がすわった赤ちゃんから、2歳ぐらいまでの抱っこひもで抱っこできる子どもと一緒に参加できます。

小児科専門医や理学療法士によってプログラムの安全性が確認されており、身体に負担をかけない姿勢や抱っこの仕方を基本として作られているそうです。ダンス前には赤ちゃんの検温をし、いま一度体調をチェック。ママ自身もストレッチで十分に体を伸ばしながら、身体の気がかりがないかを確認します。

プログラムの一例をご紹介すると、まず、使い慣れた抱っこひもで、赤ちゃんを身体に密着させて抱っこ。ベビーダンスの動きの基本「バウンス」で、膝の屈伸で身体を上下に動かします。赤ちゃんを抱っこした状態で負荷がかかっているので関節を痛めないよう、膝の曲げ方、重心の動かし方にも、インストラクターからアドバイスが入ります。このバウンスの一定の揺れは、赤ちゃんが羊水に浮かんでいたときに感じていた揺れと似ているそうで、ほどなく眠りに落ちてしまう赤ちゃんも。

眠りに落ちた赤ちゃん

ダンスの揺れの中、眠りに落ちてしまう赤ちゃんも

左右にステップを踏む「サンバステップ」では、骨盤周りの筋肉をしっかり引き締めた美しい姿勢を意識しながら、次第に歩く距離を増やします。シンプルなステップにリズムをつけ、上下左右への動きを少しずつ組み合わせていくと、1つのダンスが完成していきます。


>>ダンス効果は赤ちゃんにも

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