玉ねぎの皮で木綿のタオルハンカチを染める
まずは手に入りやすい玉ねぎの皮で木綿のハンカチから染めてみましょう。ハンカチサイズを染めるなら、道具も身近なところで揃います。色止めの発色の役割を果たすミョウバンは料理にも使うものなので、調理用の鍋でも使えます。草木の色素は石油製品(アクリルなど)には染まらないので木綿や麻といった天然繊維でできたハンカチを選ぶといいでしょう。玉ねぎ染めのハンカチ作り方
1. 用意するもの タオルハンカチ(約10g)・玉ねぎの薄皮(1~2個分)・ミョウバン(小さじ一杯)・生ごみネット・片手鍋・ボウル・さいばし※仕上がり画像の黄色のハンカチの分量です。濃くしたい場合は玉ねぎの皮の量を増やしてください
2. 玉ねぎの皮は生ごみネットに入れて口を縛ります。 3. 片手鍋の半分の水を入れ、玉ねぎの皮を入れて火をつけます。 4. 沸騰したら火を弱めてそのまま10分煮込みます。 5. 火を止めて玉ねぎの皮を取り出し、片手鍋に8分目まで水を加え、その中にハンカチを入れます。 ※ハンカチは事前に湿らせておきましょう。
6. また火をつけて沸騰したら弱火で10分煮込みます。 7. 火を留めたらそのまま1時間放置します。 8. ボウルに半分の水とよく溶かしたミョウバンを入れ、媒染液をつくり、その中によく洗ったハンカチを入れ30分浸します。その後よく水洗いをして、乾かしたら出来上がりです。
ポイント!
●はじめに少ない量の水で効率よく煮出しますが(3)、ハンカチがゆったり動かせる量の染色液にするため片手鍋に8分目までの水を加えます。
●温度が高いと染めムラになるので、お湯ではなく水を加えます。
●また乾いたままのハンカチを入れるのも染めムラの原因になるので、いったん水に浸して絞り、湿らせた状態で染色液の中に入れるといいでしょう。(5)
●木綿は濡れていると濃い色に見えますが、乾くと薄くなります。火を止めて冷ましている間に色はハンカチに染み込むので放置時間は必ず取ります。(6)
●ベージュがかった色に染まったハンカチをミョウバン液の中に入れると黄色に発色し、色も安定します。せっかく染めた色を保たせるためにも媒染は必ずしましょう。(8)
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