注文住宅/新築の着工から完成・入居・メンテナンスまで

安心・安全な家づくりは接合金物が重要(2ページ目)

木造軸組工法において、土台や基礎などの端部、又は構造耐力上主要な部分である継手や仕口を緊結することは、力を有効に伝達するためにとても重要です。接合部分で金物のはたす役割についてはあまり取り上げられることはありませんが、安心・安全な家づくりにおいてはとても重要なポイントなのです。

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド


その他の主な接合金物

【筋かいプレート】筋かいを柱と横架材に接合するために使われます。
筋かいプレート

筋かいプレート


【火打金物】床組み及び小屋組み隅角部の補強に使われます。
火打金物

火打金物


【羽子板ボルト】小屋梁と軒桁、梁と柱、軒桁と柱、胴差しと通し柱などの連結に使われます。
羽子板ボルト

羽子板ボルト



【かど金物】柱と土台、柱と横架材の接合に使われます。
かど金物

かど金物


【山形プレート】かど金物と同様に使われます。
山形プレート

山形プレート



ガイド佐川のワンポイントアドバイス

各接合部は木材の乾燥状態を考えず金物による補強を行うと、木材の乾燥とひび割れ状態によって木材と金物の間にすき間ができて接合部がゆるんでしまうことがあります。接合部分の木材が十分乾燥していることを確認した上で、金物による補強を行うことが大切です。木材の含水率が20%以下になっているか、現場監督に聞いてみるのも良いでしょう。一方近年はこれらの問題が生じにくいように工夫された金物も開発されています。
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