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消費税増税に備えたやりくりはどうしたらいい?(2ページ目)

10月1日、ついに2014年4月から消費税が8%にあがると閣議決定されました。今よりも、支出に対して3%税金がアップ。このことは私たち一般家庭にどのような影響を及ぼすでしょうか?負担をあまり感じずに生活できるやりくり方法はあるのでしょうか。

横山 光昭

執筆者:横山 光昭

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増税に向けた節約が成功したWさん

Wさんはアラフォー世代のご夫婦で、小学生のお子さんが2人。毎月の手取り収入は30万円ほどです。消費税は大雑把に6,000円負担が増す見込みです。家計を切り詰めなくてはいけないと感じたのは、消費税が8%に増税になる可能性が高いと言われ始めたころからです。今年春先に家計のご相談に来られましたが、毎月を頑張ってやりくりされていたので、具体的にどこの支出を減らしなさい、とアドバイスしにくい家計内容でした。

そこで実践した策は、「少しずつ」節約。
節約できそうな費目を少しずつ節約し、かつ、節約するように意識するという作戦です。
食費は作ったけど結局残してムダにしたとか、使わずに腐らせる食材などもあったので、そういうムダを省くように気を付けました。また、携帯プランの見直し、少し歩く距離を伸ばして交通費の節約…可能な範囲で、無理はせずに、少し節約できればいいと行動した生活になりました。
その結果、節約できそうな費目がわずかではありますが、支出が減り、消費税増税に耐えうる家計となりました。
消費税増税に備えたやりくりは

Wさんの家計の変化


実はまだ貯金額がうまく出せていないことが悩みですが、他に無理なく支出を減らすことができないものかといろいろ試し、1年後には貯金を少し増やせたらいいなと考えているそうです。

ガツンと節約ではなくても、効果は大きい

Wさんのように、各費目を少しずつ節約という形は、一見インパクトがないのですが、少しずつが積もって効果をもたらします。増税は確かにいやですよね。でも、決まったことに対し、店頭で「払いたくない!」と言えるものでもありません。文句を言いたいのはやまやまですが、実生活で避けて通れないのであれば、やむを得ず支払うための対策を講じなくてはいけません。

負担する金額の予想がつけば、対策も取りやすいし、負担感も減ります。増税が始まる前に、皆さんの家計も少しゆとりをつけておくとよいと思いますよ。
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