バンコク/バンコクの空港・市内交通

ドンムアン空港/バンコク

2006年にスワンナプーム国際空港が出来るまではアジアのハブ空港として東南アジアの窓口だったドンムアン空港。2012年から正式に「タイ第2の国際空港」として正式にサービスを再開したドンムアン空港の現状やアクセスについてご紹介します。

執筆者:清水 千佳

ドンムアン空港、本格再稼働

ドンムアン空港再稼働

タイのリピーター旅行者から長年愛され続けていたドンムアン空港本格稼働に喜ぶ人も多い

2006年にスワンナプーム国際空港が出来るまではアジアのハブ空港として東南アジアの窓口だったドンムアン空港。

2012年から正式に「タイ第2の国際空港」として正式にサービスを再開したドンムアン空港の現状やアクセスについてご紹介しましょう。

数年前のタイ政情不安や洪水により、一時的にドンムアン空港が使われたり、一部の航空会社が利用を続けていたり……と流動的な状況で、海外からの一般利用客としては現状把握がわかりづらかったのも事実です。

しかし2012年にタイ航空会社(AOT)が国内線だけでなく一部国際線の発着もスタートすると発表して以来、航空会社の撤退や一時的な利用という状況が落ち着き、現在では周辺国へのフライトも増え、利用者も増加傾向にあります。

第1ターミナルの容量が限界になってきているため、2014年5月には現在閉鎖されている第2ターミナルの利用も再開される予定です。

航空会社はLCCが中心

LCC

航空会社によっては拠点利用を中止しているところもあるようなので要確認

主にドンムアン空港に拠点を置いている航空会社はLCCと呼ばれる格安航空会社。現在はAir Asia、Nock Air、Orient Airをはじめ10社近くの航空会社が運行拠点としています。国内線または周辺国への国際線の航空券を購入した際には、スワンナプームかドンムアンか、どちらの空港発着なのか必ず確認してください。

ドンムアン空港から市内へのアクセス

■タクシー
空港1階出口のタクシー乗場から乗車します。スワンナプーム国際空港から乗るタクシーも同様ですが、空港乗り入れ料金50バーツ(約150円)をメーター料金に加算して支払います。空港から市内まで200バーツ(約600円)前後。高速道路を利用した場合は別途高速料金をが加算されます。

■リムジン
到着ロビーのリムジンカウンターで申し込みできます。行き先と使う車輛によって料金が決まっている定額制です。

市内までで700バーツ(約2100円)~、スワンナプーム国際空港まで1000バーツ(約3000円)~。

■バス
2013年ドンムアン空港の空港バスサービスが再開しました。BTS利用に便利なモーチット駅やヴィクトリーモニュメント駅まで行くので、市内移動もバス+BTSで快適。また、A1ルートはモーチット・バスターミナルが終点なので、タイ国内バス旅行を予定している人には大変便利なルートとなっています。

  • A1ルート……ドンムアン空港→ヴィパワーディー・ランシット通り→ラープラオ交差点→パホンヨーティン通り→BTSモーチット駅→カンペンペット2通り→モーチット・バスターミナル
  • A2ルート……BTSモーチット駅→ヴィクトリーモニュメント
※A1ルートは、8台のバスが毎日14往復運行し、A2ルートは10台のバスが毎日20往復運行。

いずれのルートも運行時間は9~24時、全ルートひとり30バーツ(約90円)。

スワンナプーム国際空港・ドンムアン空港のアクセス

スワンナプーム国際空港に到着してから、ドンムアン空港発着の飛行機を利用する場合は、空港間を走るシャトルバスの利用が便利です。

午前5時~深夜12時まで1日に32本(2013年9月現在)発着しています。詳しい時刻表はスワンナプーム国際空港のサイトからご確認ください。料金は無料。

乗り場は、・スワンナプーム国際空港旅客ターミナル2階3番ゲート出口。ドンムアン空港発のバス乗り場は第1旅客ターミナル1階出口

今後は、収容可能数を引き上げるための改修工事も行われ、今よりも格安航空会社をさらに誘致していく予定のドンムアン空港。バンコクを拠点にタイ国内、周辺諸国へ格安航空会社を利用する人たちには重要な玄関口となっていくでしょう。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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