インテリアコーディネート/メゾン・エ・オブジェ&ミラノサローネ最旬情報

現代のエスプリ、民族性を生かしたインテリア!Hall-1(2ページ目)

パリで開催された「メゾン・エ・オブジェ2013・秋冬」よりホール1で展示されている「Ethnic chic.MIC (エスニック・シック・ミック)」から、エキゾチックな雰囲気たっぷりの気になるインテリアブランドを紹介します。

菅野 民子

執筆者:菅野 民子

インテリアスタイル実例ガイド


マルセイユのホテル「CASA HONORE(カーサ・オノレ)」のインテリア
Honore(オノレ)

Honore(オノレ)-1

Honore(オノレ)-1

Honore(オノレ)-2

Honore(オノレ)-2

フランスのマルセイユにあるCasa Honoré Marseille(カーサ・オノレ・マルセイユ)です。その独特な感性はナチュラルな雰囲気を残しながらもモダンなテイストの空間に、ぴったりと収まってしまう独特な感性のオブジェたちです。服飾デザイナーとして活躍する一方で客室が4室というホテルも経営しているアニック・レトゥルアンさんが表現するリネンや生活雑貨たちは、好きなスペインやブラジルからインスパイアを得たものです。

今回は、特に民族性が強く打ち出されていてビビッドなカラーが使われていました。パリのメルシーをはじめ世界中のインテリアのセレクトショップで取り扱われています。巻末の<DATA>にホテル「CASA HONORE」のページを列記しますので、ぜひ覗いてみてください。今、ガイドが一番訪れてみたい、感性の高いおすすめのホテルインテリアです。

ビスケー湾の海辺で作られたアート作品!
ANA DEMAN(アナ・ディマン)

ANA DEMAN(アナ ディマン) -4

ANA DEMAN(アナ ディマン) -4


ANA DEMAN(アナ ディマン) -1

ANA DEMAN(アナ ディマン) -1

ANA DEMAN(アナ ディマン) -2

ANA DEMAN(アナ ディマン) -2

遠くから見て、引きつけられてしまうANA DEMAN(アナ ディマン)のブースには不思議な魅力がありました。壁に飾られた素朴なトランスペアレンス(透ける布)、その布で作られたペンダントライト、食器、クッション、どれもが素朴で力強く、でもホンワカした感じがあります。それは、フランスの西部ビスケー湾の海辺に面した小さな町Longeville-sur-Mer(ロンジュヴィル シュル メール)のスタジオで、アーティストのANNETTE VAN RYHSENと彼女の娘のANA DEMANが作品を作り出しています。

チーズクロス、麻、亜麻や綿などの自然素材やリサイクル素材で、庭園などの自然から受けるインスピレーションを大切に、一つ一つ丁寧に描くという、ユニークでモダンなペイントはハンドメイドならではの温もりが伝わってきます。

*cheese cloth(チーズクロース):目のあらい薄地の綿布でチーズを包むのに用いた。

次のページは,「オートクチュールさながらの凝ったテキスタイル Béatrice Laval(ベアトリス・ラバル)」に続きます!

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