インテリアコーディネート/カフェ・レストラン・ホテルに学ぶコーデ術

ローマの洒落たベッド&ブレックファスト(2ページ目)

ローマのちょっとハイクラスな“B&B”(ベッド・アンド・ブレックファスト)文字通り「ベッドと朝食のみ」の簡素な宿泊施設のちょっぴり洒落たインテリアを紹介します。

菅野 民子

執筆者:菅野 民子

インテリアスタイル実例ガイド

宿泊はジュニアスイートで!

 
Bed and Breakfast(ベッド・アンド・ブレックファスト)は低価格な小規模なホテルで宿泊と朝食が料金に含まれ「B&B(ビー・アンド・ビー)」の略称でよばれています。概念的には安い・狭い・設備もインテリアも快適ではないと思っていたのですが、ここ「Daphne Veneto(ダフネ・ヴェネト)」は、市街地の中心にあって交通も便利、鍵一つでアパートメントに帰るように、プライベートが守られる静かな環境と、くつろげるインテリア空間を提供しています。宿泊したのは、地上1階にあるジュニアスイート・ルームです。前室であるリビングルーム、中庭に面したバスタブ付きのメインベッドルーム、ダブルベッドにシャワー室付きサブベッドルームの3部屋で構成されています。3~5人での宿泊に十分な広さがあるジュニアスイートです。


どの部屋にも洒落たアートの装飾が!

 
 

コンシェルジェを兼ねた小さなチェックルームの扉を開けると、そこはもうプライベートルームになります。前室であるリビングルームにはソファとアームチェアがセッテイングされています。一歩足を踏み入れたとたんに、壁に貼り付けられた2メートル以上もある金属製のアートに驚かされます。コンソールテーブルには旅に必要なパンフレットや雑誌が置かれていました。もちろん無料のインターネット接続が可能です。

 
 

どの部屋にも個性的なアートが飾ってあります。左の写真は、サブルームのベッドヘッドの上には、バンブーのアートが、そしてメインベッドルームの壁にはモダンなアートが飾られていました。腰壁に貼られているのは、扉や窓枠のカラーと同じダークブラウンの細長いタイルです。

次ページは「“B & B”だもの!朝食ルームはとっても爽やかなインテリア!」に続きます。
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