池波正太郎の代表作を「ゴルゴ13」で知られるさいとう・たかをが漫画化
■作品名鬼平犯科帳
■作者名
画:さいとう・たかを、脚本:久保田千太郎
■原作者名
池波正太郎
■連載雑誌
月刊コミック乱
■ストーリーと概要
火付盗賊改方長官・長谷川平蔵の活躍を描く、池波正太郎の代表作のひとつ「鬼平犯科帳」の漫画版。
『月刊コミック乱』で1993年から、「ゴルゴ13」などの作品で知られる日本漫画界の巨匠、
さいとう・たかをと、さいとうプロの手により連載が続いています。
基本的には原作に忠実に物語が展開されますが、一部は原作の内容と大きく異なる脚本を施し、池波正太郎の他の作品からヒントを得た、オリジナルストーリーも加わっています。
■おすすめの理由
映画・ドラマでのお馴染みの「鬼平犯科帳」ですが、演じる役者によってその印象は随分と違ってきます。
個人的には、二代目中村吉右衛門演じるとことの「鬼平」が好きなのですが、さいとう・たかを描くところの平蔵は、太い眉毛に、眼光鋭く、整った鼻梁の渋めの二枚目に描かれています。
基本的には一話完結型ですが、物語によっては分割されることもあります。
また、月に1度ほど、過去に掲載した「鬼平犯科帳」3話を集めた『コミック乱増刊』が刊行され、「鬼平」人気のほどが理解できます。
「鬼平」ファンならずとも、読みごたえのある時代漫画として、書店やコンビニに並ぶと思わず購入してしまうほど魅力的な連載です。