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人間に変身できる子猫の物語 『ねこ・ねこ・幻想曲』

お月様にお願いすると人間の姿になれる主人公の子猫が、色んな猫や人間と出会ったり別れたり、色々なお話がいっぱい詰まっている作品です。猫や人のお話、番外編のねずみのお話、どれも切なかったり楽しかったりどきどきしたり。なかでもおすすめな3話を紹介しています。

投稿記事

猫や人間との出会いや別れが詰まった作品

■作品名
ねこ・ねこ・幻想曲

■作者名
高田エミ

■巻数
新書版:全16巻、文庫版:全8巻

■おすすめの理由
お月様にお願いすると人間の姿になれる主人公の子猫が、いろんな猫や人間と出会ったり別れたり、いろいろなお話がいっぱいつまっている作品です。
そのなかでも特に印象に残っているのは、「戦争のお話」と「ボス猫トムと以前の飼い主の子とのお話」「いじめのお話」です。

「戦争のお話」は単行本5巻に収録されていて、子供の頃にりぼん連載時に読んだときからずっと心に残っています。
「ボス猫トム」のお話は単行本4巻に、切ないですが暖かくて一番好きなお話です。
「いじめのお話」は9巻に、主人公のシロがいじめにあっている子に出会うお話で、単行本では余白部分に「おしゃべりタイム」といって作者の高田エミ先生がコメントなどを書かれているのですが、このお話の時は先生のいじめに関する体験も書かれていたことも印象的でした。

他にも、シロのお母さん猫のお話や、いろんな猫や人のお話、番外編のねずみのお話もどれも切なかったり楽しかったりどきどきしたり、とても好きでオススメな作品です。


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