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授業とは違う!斬新な設定の聖徳太子『日出処の天子』

日本人なら誰もが知っている、あの聖徳太子がまだ厩戸皇子と呼ばれていた頃のお話を、まったく新しい切り口で描いた漫画です。謎の多い人物でミステリアスな部分が多いだけに、斬新な設定も可能だったのでしょうね。

畠山 潤子

執筆者:畠山 潤子

ガーデニングガイド

あの聖徳太子と蘇我蝦夷が?!

 

 

■作品名
日出処の天子 (ひいづるところのてんし)

■作者名

山岸凉子

■巻数
花とゆめコミックス全11巻
完全版コミックス全7巻

■おすすめの理由
日本人なら誰もが知っている、あの聖徳太子がまだ厩戸皇子(うまやどのおうじ)と呼ばれていた頃のお話です。
歴史の授業で習った蘇我馬子や蝦夷、物部氏、額田王など登場しますが、
その人間関係を「ええぇっ!」と驚く、まったく新しい切り口で描いた漫画です。

聖徳太子といえば、一度に大勢の人の声を聞き分けたとか、冠位十二階や十七条憲法といった制度をしいたとか、とにかく類まれな才能を持った人という認識がありますが、実は存在しなかったのでは?という説もある謎の多い人物です。ミステリアスな部分が多いだけに斬新な設定も可能だったのでしょうね。

コミックスは11巻目が他の半分くらいの薄っぺらい本で完結になりましたが、その後番外編として「馬屋古女王(うまやこのひめみこ)」で聖徳太子の死後が描かれています。結局最後まで、謎は謎のままでしたけれど……どうせならここまで1冊にまとめて欲しかったなぁ……と。
さきほどネットで検索してみたら、カラー原稿の入った完全版というのが出ているみたいですね。家にまだ古いのがあるので買いはしませんけど……。
それにしても、夢中になって読んだあの頃が懐かしいですね。


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