川越の観光・旅行/川越の観光スポット

ドラマティック! 川越まつり(2ページ目)

秋の川越といえば、川越まつり。華麗な山車が見事。江戸天下祭を今に再現した伝統あるお祭りです。

沼崎 真衣

執筆者:沼崎 真衣

川越の観光・旅行ガイド


まつりの華、山車の曳っかわせ

川越まつりの自慢はあの豪華な「山車(だし)」。「神輿(みこし)」ではなく「山車」です。 いただきに人形を乗せ装飾を施したみごとな山車は、高さ8メートル程もあります。
まつり当日の朝、古来の伝統にのっとって鳶頭が木遣りを歌い、拍子木が打たれて山車が曳き出されます。その後、山車は曳き方によって川越の街中を曳き回されます。数台の山車が街中で出会い、山車と山車が向かい合うと「曳っかわせ(ひっかわせ)」と呼ばれる囃子の競演が繰り広げられることも。川越まつり最大のクライマックスです。町同士、互いに囃子で競い合う、その真剣勝負の美しさ。夜の曳っかわせは更に素晴らしく、提灯が高々と振り上げられ、おおいに盛り上がります。
川越まつりは江戸の伝統を守っている貴重なお祭り。

            夜の曳っかわせは大いに盛り上がります。

今年参加する山車は全部で15台。川越まつりの山車に関しては以下のサイトに詳しく載っています。
http://kawagoematsuri.jp/dashi/index.html

長い歳月と手間とお金をかけて完成する山車。それぞれの山車にデザインや色遣いなど細部にわたって特徴があり、予習して違いを知っておくのも面白いですよ。川越の山車の特徴として、台座が360°回転するターンテーブルになっている点と、迫り上げ式エレベーターで二重の鉾と天頂の人形が伸び縮みする構造となっている点があげられます。最上部の人形が上がり下がりする様はまるで紅白歌合戦のよう。手が込んでいます。
上に乗っている人形も「徳川家光」や「太田道灌」など川越ゆかりの歴史上の人物や、氷川神社の主神「素戔鳴尊(すさのおのみこと)」など様々。どの町でも、町民が自分の町の山車を誇りに思い、大切に守っているのですよ。

日程とみどころ

まつり当日のみどころは以下のとおり。

◎ 市役所前の山車揃い
10月19日、20日:14:00~15:00 頃
一度に多くの山車を見物できるチャンス。例年すごい人出なので、場所取りに苦労するかも。でも、山車が何台も並んだところは壮観で、見応えあります!

◎ 宵山の山車展示
10月19日:18:00~19:00頃
西武線の本川越駅前から札の辻交差点までの一番街通りに山車が揃い、お囃子の演奏披露や山車の飾り置きがされます。各山車の展示位置はこちらでご確認を。
http://kawagoematsuri.jp/matsurimap2013.html

◎ 夜の曳っかわせ
10月19日:19:00~21:00頃
10月20日:18:30~21:00頃
川越まつり最大のみどころ。山車と山車を向け合って、囃子や舞を互いに披露。夜の闇に浮かぶ壮麗な山車は昼間とはまた違った妖しい美しさ。ごった返す人々の高まる熱気でお祭りムードも最高潮!

こうして書いているだけでも、もう胸高鳴る思いがしてきます。あの熱気!あの高揚感! たくさんの方に、「川越まつり」のこのなんとも言えない興奮と感動を体験してもらいたいです。毎年たくさんの人で混雑するので、ぜひ動きやすい服装と靴でいらして下さいね。地元の人も観光客の方も、老若男女みんなで一緒に楽しみましょう!
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