マンガ・コミック/口コミでおすすめの60年代の少女・女性マンガ

何でも魔法で解決しないのがいい!『魔法使いサリー』

人間界で暮らしている魔法使いの少女サリーと、そのことを知らないクラスメイト達の友情ドラマです。様々な出来事や事件が起りますが、「魔法でパパッとなんでも解決」ではなく、皆で力を合わせて解決するように導きます。結局自分自身なんだよ!というメッセージがあって大好きな作品です。

投稿記事

魔法使いの少女と人間たちの友情ドラマ

■作品名
魔法使いサリー (1966~1967)

■作者名
横山光輝

■巻数
全1巻

■おすすめの理由
アニメ化もされた「魔法使いサリー」は、少女漫画雑誌「りぼん」に連載されていた作品で、
「魔法少女」と呼ばれる分野の先駆けとなりました。

魔法使いの少女と、そのことを知らないクラスメイト達の友情ドラマです。

あらすじ
魔法の国の魔法使いの夢野サリーは、人間界では弟と称している家来のカブと暮らしている。

サリーの親友は、姉御肌で男勝りの花村よし子や三つ子の弟、おとなしい性格の春日野すみれ。

サリーのパパは魔法の国の王で威厳のある風貌だが、実はサリーには甘く、
ママは王妃で優しい良妻賢母だが、パパはママに頭があがらない……。


サリーやよし子ちゃん達を巡り、様々な出来事や事件が起りますが、「魔法でパパッとなんでも解決」ではなく、皆で力を合わせたり、人間達が自分達で問題を解決するように導いたり……。

サリー自体もにっちもさっちも行かなくなると、パパ頼みになってしまう……
そんな展開が「魔法=万能」ではなく、結局自分自身なんだよ!
というメッセージがあって大好きな作品です。

作り込んだアニメーションや、複雑なストーリーなどに慣れた現代の子供にこそ見て欲しい作品だなと思います。


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