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こまわり君の過激ギャグと暴走ぶり 『ガキデカ』

日本における「本格的ギャグ漫画」の草分け的な作品とされ、その後のギャグ漫画作品に大きな影響を与えた名作として知られます。こまわり君の発するギャグは当時としては強烈そのもので、PTAから槍玉にあがりました。

投稿記事

「本格的ギャグ漫画」の草分け的な作品

■作品名
ガキデカ

■作者名
山上たつひこ

■連載雑誌
週刊少年チャンピオン

■巻数
全26巻

■おすすめの理由

日本における「本格的ギャグ漫画」の草分け的な作品とされ、
その後のギャグ漫画作品に大きな影響を与えた名作として知られます。

作者の山上たつひこは、「ガキデカ」の前に発表した「光る風」により、当時の社会情勢を巧みに捉え、軍国主義の台頭とその恐怖を描き、高い評価を得ました。

しかし、「ガキデカ」では一転して、スラプスティックで過激なギャグを打ち出し、世間を驚かせました。

「ガキデカ」の主人公は、日本初の少年警察官と自称するこまわり君。

そして、彼が通う「さかむけ小学校」の同級生とその周りのキャラクターで物語が展開されていきます。

こまわり君の発するギャグは当時としては強烈そのもの。

流行語となった「死刑!」「あふりか象が好き!」の一発ギャグの他、
少年漫画ではありえないソープランドやお座敷ストリップなど、過激ギャグを連発、
PTAから槍玉にあがりました。

また、男性のシンボルをカボチャやナス、ヘチマなどで表したり、こまわり君が他の動物に変身するシーンなど、その暴走振りは、とてつもなく濃い独自感があり、強烈な印象を残しています。


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