独特の世界観と迫力ある画で一世を風靡した麻雀劇画
■作品名麻雀飛翔伝 哭きの竜
■作者
能條純一
■巻数
全9巻
■おすすめ理由
まず、麻雀を知っている人なら、その華麗な「鳴き」のテクニックにシビれること請け合いです。
麻雀を知らない人でも、作者の独特の世界観と、迫力ある画そのものに惹き付けられると思います。無口でクールな主人公、竜の発する「あンた、背中が煤けてるぜ」などの科白がバッチリ決まっています。なんだか意味がよく分らないんだけど妙にカッコいいところが90年代のシュールさみたいなものを表していたと思います。
雀卓についたときのポーズ、タバコの持ち方、鳴き方などを当時マネする雀士は多かったですね。私も仲間内の麻雀でずいぶんマネしました。全然カッコ良くなかったと思いますけどね。