僧・俗・女の三体の神を祀っている神社

 

 

神奈川県の箱根町、芦ノ湖畔にある箱根神社。古くから山岳信仰の霊地であったとされ、
孝昭天皇の時代、聖占仙人が駒ヶ岳を神体山として神仙宮を開いたのが始まりで、
757年に、奈良時代の僧とされる万巻上人が今の場所に里宮を創建したと伝えられています。
僧・俗・女の三体の神を祀ったことから、かつては箱根権現、三所大権現とも呼ばれていました。

箱根神社は九頭龍神社を擁しており、龍は芦ノ湖の守護神とされています。かつて芦ノ湖には
毒龍が棲んでいて、人々を苦しめていました。神の手によって懲らしめられたその龍は、
それ以来、龍神となったことが由来します。

 

 

九頭龍神社は芦ノ湖畔の本宮と、箱根神社の境内にある新宮から成り、新宮の龍神水と呼ばれる霊水が湧き出ています。冷たくて清らかな水に触れるとすっきりとした気分になり、その水を手のひらに少し取って、身につけている指輪やネックレスなどを清めれば、浄化されて新たな力が宿ります。

また御神木の安産杉は、幸運の木とされており、二股に分かれた根元は健全な母胎にたとえられ、子孫繁栄や安産にご利益があるといわれています。北条正子もこの安産杉に祈願して、頼家と実朝のふたりを授かったといわれています。


■箱根神社

住所:神奈川県足柄下郡箱根町元箱根80-1
電話:0460-83-7123
アクセス:小田原駅から箱根登山バス「元箱根・箱根町」行き、「元箱根港」より徒歩10分。
URL:hakonejinja.or.jp/

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