マンガ・コミック/口コミでおすすめの80年代の青年マンガ

80年代恋愛マンガの金字塔!『めぞん一刻』

「一刻館」という古いアパートの管理人・音無響子とそこに住む五代裕作の恋愛模様、個性的な住人のたちとの交流を描きます。アニメより原作のほうが大人っぽい印象で、すれ違いながらもだんだん心を通い合わせていく2人が丁寧に描かれています。ラブコメなので笑いどころも満載です。

投稿記事

すれ違いながらもだんだん心を通い合わせていく音無響子と五代裕作の恋愛模様

■作品名
めぞん一刻

■作者名
高橋留美子

■巻数
単行本・新装版:全15巻、文庫版:全10巻

■おすすめの理由
「めぞん一刻」は1980~1987年に小学館「ビッグコミックスピリッツ」に連載されていたラブコメマンガです。「一刻館」という古いアパートの管理人・音無響子とそこに住む五代裕作の恋愛模様、個性的な住人のたちとの交流を描きます。

私が初めて「めぞん一刻」を知ったのは小さい頃に見たアニメでした。島本須美さんが演じる管理人さん、素敵でしたね。オープニングはあまり記憶に残っていないのですが、ピカソが歌うエンディングテーマ「シ・ネ・マ」や「ファンタジー」が好きでした。

そして、原作を読んだのは大学生の頃。子どもがアニメで観ていた作品でしたが、
原作はもっと大人っぽい印象でした。管理人さんが亡くなった夫・惣一郎さんを忘れられない気持ち、そしてそれをまるごと受け入れるために大人になろうとする五代君のけなげさ。
すれ違いながらもだんだん心を通い合わせていく2人が丁寧に描かれています。
そして管理人さんの「一日でいいから私よりも長生きして」というセリフ。どれだけ夫を亡くしたことがつらかったか、そしてそれをすべて五代に預けようという決意が伝わってきて、読んでいて涙が出ました。

あ、もちろんラブコメなので笑いどころも満載です。ケバい六本木明美さんや怪しげな四谷さん、酒ばかり飲んでいる一の瀬さんなど一刻館の住人たちは大いにユニークです。

アニメしか知らない人も、ぜひ原作を読んでみてください。


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