銀行を使いこなす
ステップ5では、お財布の中に入れるキャッシュカードを選びます。お財布は、カードホルダーではありません。カード類を入れっぱなしにしておく人は少なくありません。独身時代に使っていた口座や大学時代のバイト料の振込口座だったキャッシュカードがそのまま入っていたりします。まずは、使わない口座はこれを機会に解約しましょう。
いつも使う銀行のホームページは見ていますか?一度も見たことがないという人が多いので、もったいないなと思います。お財布メソッドでは、できるだけムダな時間を使わず、ムダな手数料を払わずにお金と付き合っていくために、ネットバンキングを利用します。
ネットバンキングとは、お使いの銀行や信用金庫などのホームページから、自分の口座残高を確認したり、振り込みをしたり、定期預金にお金を入れるサービスのことです。
今はどこの銀行や信金などでも、パソコンやケータイ、スマホでネットバンキングが利用できます。ネットバンキングを利用すれば、窓口に並ぶより振込手数料が安くなったり、様々なサービスが利用できますので申し込みをしておきましょう。
「銀行のホームページを見よう」、これが大事です。
お金が貯まる口座
お金が入ってくる口座は、会社員なら給与振込口座ですね。この口座から、生活費を下ろして公共料金やクレジットカードの引き落としができれば、口座は1つですみます。1つなら分かりやすそうですが、ここに大きな問題があります。口座を1つだけにすると、お金が貯まらないのです。お金を使った残りが、貯金となりますのでなかなか貯まりません。仮に、貯まったとしても残高が増えれば「100万円もある」と安心してしまい、気が大きくなってお金を使ってしまいます。
1000万円貯まっても気が大きくならないように、使う口座と貯める口座を分けておきましょう。別の銀行や証券会社を貯める専用口座にして、ネットバンキングで振り込む方法もありますが、お金が貯まるまでは、給与振込口座に積立定期預金をセットして自動的に「定期預金口座」に積み立てるのがいいでしょう。最初は手取りの1割を積み立てて、赤字にならないようにカード決済のお買物履歴を毎週チェック!お金を貯めていることを忘れずに、自分の気持ちを支出をコントロールしましょう。目標は貯めるお金を少しづつ増やすことです。
「お金が貯まる専用口座を作ろう」ということです。
お金を使う口座
公共料金や保険料の引き落とし、教育費などなど、生活費の他にもたくさん固定費として出て行くお金があります。その都度、あちこちに引き落とし口座を作ってしまうと管理が大変です。固定費は毎月変わらず引き落とされるお金ですから、給与振込口座を引き落とし口座にしておくと、残高不足の心配がありません。別の口座にする場合は、必ず総合口座に定期預金をセットして万一残高不足になっても、定期預金から自動貸付が受けられるようにしておきましょう。
お財布に入れるキャッシュカード
たくさん口座があったとしてもネット上で振り込みをすれば、お財布に入れるべきキャッシュカードは、現金を下ろすキャッシュカード1枚だけですみます。そのためにも、お金が入る口座からお金を使う口座のお金の流れをできるだけシンプルにして、あっちの銀行、こっちの銀行に行かなくてもいい仕組みを作りましょう。同じ銀行なら、他の支店への振り込みもネットバンキングを使えば無料のところがあります。また、預金残高が50万円以上などの条件を満たせば他の銀行への振り込み手数料が無料になる銀行もあります。今の銀行は、どんな条件で振込手数料が無料になるかを調べておきましょう。
「1枚のキャッシュカードを入れよう」
貯まるお財布メソッド、ステップ5は、キャッシュカードの整理方法でした。
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