地役権
【ちえきけん】自分の土地(要役地:ようえきち)を利用するのに伴い、一定の目的で他人の土地(承役地:しょうえきち)を便益に供する権利。原則として契約に基づいて設定される。
他人の土地を通行するための権利(通行地役権)や、排水のための地役権のほか、都市部では高圧線鉄塔設置による地役権(鉄塔部分が要役地、高圧線下の土地が承役地)や地下鉄敷設による地役権も多く見られる。眺望や日照確保のために地役権を設定する例もある。
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地役権と要役地、承役地
「地役権」についての用語解説です。不動産に関する権利の中でもなかなか分かりづらい地役権ですが、一見すると普通の土地にこれが設定されている場合もあります。(2017年改訂版、初出:2006年8月)