搬入が大変です!
国立公園に指定されている六甲山は、豊かな自然や美しい景色が楽しめる場所です。六甲高山植物園や六甲オルゴールミュージアム、六甲山ホテルといったさまざまな特性を持った施設もあり、観光や安らぎを求めて多くの人たちが訪れます。そんな環境での展覧会は、アーティストにとっても魅力的。「参加アーティストは実際の展覧会を見に来ることはもちろん、中にはアーティスト同士の口コミで展覧会のようすを知って、下見をして、場所と作品のイメージを合成して公募部門に応募してくる人もいるほどです」(坂本さん)。
事前に合同説明会や打ち合わせをしても、実際に六甲山に来て制作を始めると、思い通りにいかないこともしばしば。作品の内容や自然環境に試行錯誤しながら、オープンギリギリまで制作を続けているアーティストも多くいます。搬入されるまで実際どういった作品になるか分からない、そのときの瞬間を表現する、というのが現代美術の面白さでしょう。
■國府理《森のドライブ》の場合
作品設置前
作品設置中
作品設置後(日によって実際に乗ることができます)
■足立喜一朗《LIFE BALANCER no.01》の場合
作品設置前
作品設置後
■佐々木愛《ふたたびの森》の場合
作品設置中
作品設置後
作品設置後
展覧会を開催する、ということ
六甲ミーツ・アート 芸術散歩 2013 ロゴ
この展覧会を通じて、関連施設で働く人たちに一体感が生まれたり、沿線の活性化にも一役買っているそうです。
■展覧会「六甲ミーツ・アート 芸術散歩 2013」
会期:
2013年9月14日~11月24日
会場:
六甲ガーデンテラス、自然体感展望台 六甲枝垂れ、六甲山カンツリーハウス、六甲高山植物園、六甲オルゴールミュージアム、六甲山ホテル、六甲ケーブル、六甲ヒルトップギャラリー、オテル・ド・摩耶(サテライト会場)
公式サイト:
http://www.rokkosan.com/art2013/