夢見るチョコも50年
ガーナミルク(ロッテ)と計算尺(ヘンミ計算尺)
チョコレートメーカーとしては後発組だったロッテですが、この『ガーナミルク』の発売がチューインガム専業メーカーから総合菓子メーカーへの一歩でありました。
串間努 著『ザ・おかし』によれば、ガーナの発売にあたっては、スイス人技術者マックス・ブラック氏を招聘し、スイス風チョコレートにこだわったとのことです。私が思うに、アメリカで創業者が修行をした森永ミルクチョコレート、ドイツ人技師を招いた明治ミルクチョコレートとの差別化を図ったのではないかと考えます。
私は子どものころ、父が勤めていた菓子問屋にあったロッテの会社案内(製品カタログ?)で、『ガーナの製造には計算尺を使っている』というようなコメントを見た覚えがあります。それがずっと記憶の片隅にありまして、25年前に東京で仕事をしていたとき、地図でふと計算尺メーカーを見つけてしまい、すでに計算尺は絶滅状態であったにもかかわらず、そのメーカーに手紙を書き、計算尺を売っていただいたことがあります。
ガーナアイスのラインナップ
バリエーションとしては、カップの『チョコレートアイス』、バーアイスの『チョコレートアイスバー』、ガーナチョコレートバーとココアクッキーサンドの2つのおいしさが1個で楽しめる『チョコ&クッキーサンド』の3種類があります。今回はこの3種類のアイスを試食してみました。