“穴開き”ケースで組み合わせを楽しめる
またiPhone 5cには、iPhone 5s同様、純正のオプションとして専用のケース「iPhone 5c Case」が用意されます。これはシリコン製のケースで、裏地がマイクロファイバー素材となっているのが特徴。そしてもう1つの特徴がデザインで、背面に丸い穴がいくつか開けられており、iPhone 5cの背面がやや見える仕組みとなっています。それゆえ本体カラーとケースとの組み合わせで、さまざまなカラーリングを楽しめる訳です。
ボディとカラー以外に、iPhone 5からハード的な変化が少ないように見られるiPhone 5cですが、いくつか強化されているポイントもあります。1つはバッテリーの性能で、3G通話時とLTE通信時の連続使用時間が、それぞれ2時間(8時間→10時間)ずつ伸びています。
また、これはiPhone 5sにも共通して言えるのですが、LTEにおいてより多くの周波数帯に対応しており、特にauのユーザーであれば、最もエリアが充実した800MHz帯が利用できるようになるというメリットが得られます。もちろん、iOS 7が最初からインストールされていることも、スマートフォン初心者などにとってはメリットの1つといえます。
iPhoneならではの使い勝手のよさはそのままに、ボディの質感をしっかり高めながらも、ポップなカラーリングで新しい価値をもたらしたiPhone 5c。携帯電話の時代から本体カラーを重視してきた日本市場においては、意外と“台風の目”になるかもしれません。
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アップル - iPhone 5c - Apple