カフェ風なのに実はがっつりディナーも
西麻布の交差点からすぐの「ホテル & レジデンス」の1Fにありますが、ちょっと通りを入ったところにあるので隠れ家的なロケーション。一見、ナチュラルなカフェに見える外観ですが、しっかりとしたディナーを楽しめます。店内に入ると左手にバーカウンターがありますが、奥に見えているオープンキッチンにもカウンターが3席。シェフの手さばきを目の前で見ながら料理を楽しむ事が出来る特等席は予約時にお問い合わせを。
グローバルダイニングのラグジュアリーレストラン「タブローズ」の総料理長を2005年まで歴任。 和の鉄人であり世界各国に顧客を持つ森本正治氏に師事、料理の鉄人の米 版”Iron Chef America”でアシスタントとして幾度も渡米。その後、森本氏とワイズテーブルコーポレーションがコラボレーションした「restaurant morimoto XEX」の料理長に就任し、2009年より「restaurant omae xex」に改名し総料理長に。2008年、2009年と連続でミシュランの一つ星に導いた功績も。
2012年11月10日に同店をオープン。和、洋の経験をもとに生まれたイタリアンをベースに、真のオーガニックを追及する料理を提供しています。
バーカウンターから運ばれてくるカクテルは、このお店のもうひとつの名物です。女性が喜ぶこと間違いないピンクのフルーツカクテル(1300円)。この日はウオッカをベースにドラゴンフルーツとパイナップルを入れ華やかさ満点でした。鮮やかなカラーのカクテルに気分も華やぎます。
モヒート(1200円)はフレッシュのミントがワシャワシャ入っていて、テンションが上がります。
いよいよディナーに。今回は「シェフのおまかせコース」(5500円)です。アミューズは、ワンプレートに全粒粉やセーグルの自家製パン、モルタデッラというイタリアのソーセージ、自家製のオリーブなどが出されます。
小皿には、オリーブオイルと黒い硫黄の香りがする岩塩。岩塩を効かせたオリーブオイルは酸味があるセーグルの自家製パンとの相性もバツグンです。自家製オリーブがとても美味しいのでシェフにポイントを伺ったところ、オリーブを漬け込む白ワインにはアニスなどのハーブを入れているとの事でした。
さらに青柚子を散らした生牡蠣も登場。比較的小粒な北海道産で、マルエモンという品種です。カキエモンやナガエモンと並ぶブランド牡蠣ですが、身がふっくらしていてとってもミルキー!
もうひとつの前菜はタブローズ時代から作っていたというシェフのスペシャリテです。トマトのソルベがのっているのと、自家製豆板醤がアクセントになって、甘海老のまろやかな甘味をさらに引き出しています。