手取りに対する貯蓄割合の平均は9%

貯蓄をしている世帯のボリュームゾーンの貯蓄割合、10~15%を目安にしよう

貯蓄をしている世帯のボリュームゾーンの貯蓄割合、10~15%を目安にしよう

金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査【二人以上世帯調査】」(2016年)によると、金融資産を保有する世帯のうち、年間手取り収入(臨時収入を含む)からの貯蓄割合(貯蓄率)とそれぞれに該当する人の比率は、以下の通りです。

■平均の貯蓄割合 9%
  • 貯蓄しなかった 30.1%(トップ)
  • 5%未満 7.5%
  • 5~10%未満 16.0%
  • 10~15%未満 21.1%(貯蓄の中ではボリュームゾーン)
  • 15~20%未満 6.0%
  • 20~25%未満 7.0%
  • 25~30%未満 1.5%
  • 30~35%未満 3.3%
  • 35%以上 2.6%
約3分の1の家庭で、貯蓄していないということがわかります。また、貯蓄した家庭の中では、ボリュームゾーンの貯蓄割合は10~15%でした。

貯蓄割合10~15%を具体的な家計で考えてみる

貯蓄割合の平均は9%ですが、これには貯蓄していない家庭も含まれます。今回は貯蓄している中でボリュームゾーンの貯蓄割合10~15%を、一般的な家庭のケースに落とし込んで考えてみましょう。

■貯蓄割合10~15%の場合、1カ月あたりの貯蓄額は?
  • 手取りが20万円なら、月2~3万円程度
  • 手取りが30万円なら、月3~4.5万円程度
  • 手取りが40万円なら、月4~6万円程度
  • 手取りが50万円なら、月5~7.5万円程度
ご自身の手取り額や貯蓄額と比べてみて、いかがでしょうか。

20年前の1996年は10~15%未満の貯蓄割合がトップ!

参考までに、20年前の1996年のデータを見てみましょう。( )内は2016年の値です。

■平均の貯蓄割合 11%(9%)
  • 貯蓄しなかった 18.4%(30.1%)
  • 5%未満 8.0%(7.5%)
  • 5~10%未満 17.1%(16.0%)
  • 10~15%未満 26.8%(21.1%)
  • 15~20%未満 9.0%(6.0%)
  • 20~25%未満 10.1%(7.0%)
  • 25~30%未満 2.2%(1.5%)
  • 30~35%未満 4.2%(3.3%)
  • 35%以上 2.5%(2.6%)

1996年では、上にあるように、貯蓄しなかった割合(18.4%)よりも、10~15%未満の割合(26.8%)のほうが高くなっています。その他も全体的に貯蓄割合が高く、今の時代より収支に余裕があったことがうかがえます。

今後は社会保障費の負担が上がる時代である上に、年金の支給額も減額・先送りになることが予想されています。また、消費税増税も予定されています。

今回のボリュームゾーンの貯蓄割合10~15%を一つの目安として、それよりも少ない場合は、貯蓄について見直したほうがいいでしょう。無駄なものがないか、改めて出費を確認してください。貯蓄が苦手なら、まずは手取りの1割を目指して、お金を使う前に、先に貯蓄を確保する「先取り貯蓄」をおすすめします。

いかがでしたでしょうか。平均値を自分のケースと比べてみて、「よし、がんばって貯めてみよう!」と気合いが入った人もいるかもしれません。ぜひ、参考にしてくださいね。