現地からのメッセージを見逃すな!
いろいろな国のページを読んでいると、「空港職員と思われる」「警察関係者と思われる」などという表現が時折出てきます。こういう「思われる」人たちは、往々にして旅行者に危害を加えるようです。さて、この「思われる」人たちとは、いったい何者なのでしょうか!?袖の下を要求する官憲はたくさんいる
現地大使館としては邦人に注意喚起を促したいはずですが、証拠もなく「この国の空港職員は不正をやっているので注意!」などと公的な文書に書く事ができるでしょうか!?
邦人保護も、苦労が多い。現地からの隠れたメッセージを見逃すな!
すると、どうするか。
それが、「空港職員と思われる」などという表現になることが多いのではないかと私は考えています。
過去にはこんな事例も……
海外では警官が悪事を働くことも・・・(写真はイメージです)
その者は、路上で外国人旅行者に難癖をつけては金品を巻き上げているとのこと。
もしこれがニセ警官だったとしたら、自家用車に自分で「POLICE」とペイントして乗っていることになります。ご近所様に、「自分は偽警官やってます」と宣伝しているようなものですね! そもそも、本物のパトカーそっくりに改造できるお金と行動力のある人ならニセ警官なんてやっていません。第一、そんな車“仕事”以外に使えなくなっちゃいます(笑)。当然、警察のおとがめも受けることになるでしょう。
そうやって深読みして考えていくと、「あ、これは本物のパトカーに乗った本物の警官がやってるな」と推測できるわけなんですね。
「POLICE」と書いてあっても安心はできない(写真はイメージです)
しかし、こういった国には「れっきとしたニセモノ」も多数存在することが多いので、不正を働く者が全て本物というわけではもちろんありませんので注意が必要です。さらに、もう明らかに公僕が不正をしていて隠す必要もないような国のページには、遠慮なくその旨注意が書かれていますので、文字通り警告として受け止めてください。
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