子育て/子育て関連情報

「母」の生き方が子どもに与えるもの(3ページ目)

宇多田ヒカルさんの母、藤圭子さんの悲報が伝えられました。二人の母子関係に話が及ぶ報道が連日メディアをにぎわせています。子どもにとって母親というのは生まれて初めて出会う「女性という生き物の基本の形」であるということを、親であるあなたはいったいどのくらい自覚していますか?

執筆者:青木 美惠子


そうなるために必要な「姿勢(形)」がある

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立ち方を覚えたように、またゼロから覚えなおしてみるのも悪くないですよね

アマゾンで高評価を受けている書籍、「毒になる親」。「これを読んで現実を変えたいと強く思いました。でも、本の通りにやっていくと、たまにしんどくなることがあるのです」。そんなご相談も、受けることがあります。

「毒になる親」に書かれていることは、母親を女性の見本としたがために、逆に自分を苦しめるような現実が生まれてしまった人にとっては、ある種の救いになるとは思います。

でも、考えてみてください。母親を女性最初の見本とするのが人間の脳の動きであるならば。よくない見本となってしまったあなたの母親も、もしかしたらその母親(あなたのおばあちゃん)から間違った形を受け継いでいるのではないでしょうか?

本当の負の連鎖の正体が、実はここにあります。この間違った見本の継承こそ、本来断ち切らねばならない大きな問題。そのためにはまず、あなたが明確な新しいよい見本を手に入れることが早道です。

憧れの存在を見つけましょう。身近な人、仕事の先輩、またはママとも、先輩ママ、誰でもいいです。まずは自分が手に入れたい現実を持っている人の姿勢(形・パターン)を見本とするのです。

次にその人を真似してみるのです。最初は居心地が悪かったり、違和感があったりするかもしれません。でも、少しずつ自分になじみ、しっくりくるときがやってきます。真似していることを忘れてしまうほど自分になじんだとき、きっとあなたの現実は大きく変わりだすでしょう。

「東大に子どもを入れたいと思うなら、まずは東大に入るためには必要といわれる時間だけは、確実に机の前に座っていられる姿勢を取れる子どもにすること。姿勢が悪ければ、座り続けることはできない。その時点でもう東大なんて無理ですから」。

これは、東進ハイスクールの有名講師・林先生の言葉です。姿勢が整わなければ、やりたいことそのものが行えない。だから当然、東大にも入れっこないという理論。これは実に理にかなっていると思います。

「こうなりたい現実」には、そうなるための姿勢が大切。あなたの姿勢を見直して、いい形をお子さんに継承できる「人生最初の見本」でありたいですね。
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※乳幼児の発育には個人差があります。記事内容は全ての乳幼児への有効性を保証するものではありません。気になる徴候が見られる場合は、自己判断せず、必ず医療機関に相談してください。

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