そうなるために必要な「姿勢(形)」がある
立ち方を覚えたように、またゼロから覚えなおしてみるのも悪くないですよね
「毒になる親」に書かれていることは、母親を女性の見本としたがために、逆に自分を苦しめるような現実が生まれてしまった人にとっては、ある種の救いになるとは思います。
でも、考えてみてください。母親を女性最初の見本とするのが人間の脳の動きであるならば。よくない見本となってしまったあなたの母親も、もしかしたらその母親(あなたのおばあちゃん)から間違った形を受け継いでいるのではないでしょうか?
本当の負の連鎖の正体が、実はここにあります。この間違った見本の継承こそ、本来断ち切らねばならない大きな問題。そのためにはまず、あなたが明確な新しいよい見本を手に入れることが早道です。
憧れの存在を見つけましょう。身近な人、仕事の先輩、またはママとも、先輩ママ、誰でもいいです。まずは自分が手に入れたい現実を持っている人の姿勢(形・パターン)を見本とするのです。
次にその人を真似してみるのです。最初は居心地が悪かったり、違和感があったりするかもしれません。でも、少しずつ自分になじみ、しっくりくるときがやってきます。真似していることを忘れてしまうほど自分になじんだとき、きっとあなたの現実は大きく変わりだすでしょう。
「東大に子どもを入れたいと思うなら、まずは東大に入るためには必要といわれる時間だけは、確実に机の前に座っていられる姿勢を取れる子どもにすること。姿勢が悪ければ、座り続けることはできない。その時点でもう東大なんて無理ですから」。
これは、東進ハイスクールの有名講師・林先生の言葉です。姿勢が整わなければ、やりたいことそのものが行えない。だから当然、東大にも入れっこないという理論。これは実に理にかなっていると思います。
「こうなりたい現実」には、そうなるための姿勢が大切。あなたの姿勢を見直して、いい形をお子さんに継承できる「人生最初の見本」でありたいですね。