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岸 英光『「ほめない子育て」で子どもは伸びる』

『「ほめない子育て」で子どもは伸びる』では、やみくもにほめる子育てをすると、子どもが「ほめられること」自体を目標にしてしまう危険性を指摘しています。「手伝ってくれて偉いね!」ではなく、「お母さん手伝ってくれて嬉しい」というように、親としての気持ちを伝えることが重要だといいます。

投稿記事

子どもをただほめるのではなく、自分がどう思ったを伝えるのがポイント

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子どもはほめて育てる。これが通例だと思うのですが、問題なのはそのほめ方。『「ほめない子育て」で子どもは伸びる』でいうところの「ほめない子育て」というのは、もちろん子どもに厳しくするとか言葉通りほめないという意味ではありません。

子どものした行為に対して、偉いねとか上手だねとかいう言葉かけをするのはもちろん悪いことではないのですが、著者はその行為に対して「自分(親)がどう思ったか」という気持ちを伝える重要さについて述べています。

手伝ってくれて偉いね!ではなくて、お母さん手伝ってくれて嬉しいというように、アイ(I)メッセージを伝えることです。

ただやみくもにほめる子育てをすると、子どもが「ほめられること」自体を目標にしてしまうという危険性についても書かれています。なんでもかんでも大げさにほめる子育てに疑問を感じていたので、この本を読んで腑に落ちる部分がありました。

■「ほめない子育て」で子どもは伸びる
著者:岸栄光
出版社:小学館
価格:1260円

※データは記事公開時点の情報です
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