科学のパイオニア精神を受け継ぐ北里大学
北里大学は大学と病院が並んでいる。医療や薬学に携わろうとする人にとって、この環境は大きな意味をもっているだろう
このように北里柴三郎は、日本医療科学研究の基礎を築き上げてきた人物である。その精神が、現在の北里大学へも脈々と受け継がれている。北里柴三郎は弟子たちに常々こういっていたそうだ。「事を処してパイオニアたれ。人に交わって恩を思え。そして叡智をもって実学の人として、不撓不屈の精神を貫け」。そのポイントは4つある。
- 開拓
- 報恩
- 叡智と実践
- 不撓不屈
医学・薬学を研究する学部学科を持つ大学は日本に数多くあるが、このような専門性の高い、最先端の研究の現場の発想を持つ大学は数少ないといえるだろう。ただ資格だけを取ろうと思わず、卒業後最先端の研究に従事したり、地域医療に貢献する意志をもつ学生にとって、これほど素晴らしい大学があるだろうか。