負担が増える費目は時代と流行で変わる
必要だと思って出している交際費も、本当に必要か振り返ってみる必要がありそうです
では、今の時代は何だろうかと考えると、それは交際費です。Facebook、Twitter、LINEなどのSNSを多くの人が利用するようになり、人との関わり方も変化しているように思えます。インターネット上だけでの関わりだけがむやみに広がっているようにも思え、あまり好ましくない状況ともいえますね。
このように、インターネット上で繰り広げられる人間関係が影響しているのか、実生活における交際費も上昇傾向にあり、無理なお付き合い、誘われたら断れないなどというという理由でお金を使っている人が増えているようです。
交際費は「投資70%、消費30%」を目指す
私は支出を「投資」「消費」「浪費」の3つに分類することをすすめていますが、交際費はこのうちどれに該当するか、わかりますか?答えは、「どれにも当てはまる」です。交際費とは、実は解釈が幅広い費目であり、その目的によっては消費であったり、投資であったりしますが、場合によっては浪費にもなり得ます。
会社の忘年会など絶対に出席しなければならない会合や、業務上必要な知識を得るための勉強会への参加費用などは、「消費」といえるでしょう。新たな人脈作りや、将来役に立ちそうな分野の情報を入手するために参加する交流会の参加費用は「投資」といえます。仕事に結びつかないことがわかっており、そこでの会話も会社や上司に対する愚痴や悪口しか出ないような集まりは、紛れもなく「浪費」です。
ですが、それぞれの交際費がどれに分類できるのかを判断するのはとても難しいことです。重要なのは、それぞれの割合とかバランスです。
すべての支出における3つの割合が「消費70、浪費5、投資25」となっているのが理想、というのが私の持論ですが、交際費だけに注目するなら「消費が30で、残りの70はすべて投資を目指す」くらいがいいでしょう。
交際費は、食費や住居費とは違い、生きていく上で絶対に必要という類の出費ではありません。できるだけ減らしながら、必要な時、チャンスの時に使う「生きた使い方」をしたいものです。
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