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期間限定BADEN BADEN Omake水田典寿個展「海辺の家」(2ページ目)

常設のショップとしては2012年の12月にいったんクローズしてしまった学芸大学のBadenBaden(バーデンバーデン)ですが、2013年中は、同じ建物で、「BADEN BADEN Omake」として、期間限定の活動を行なっています。水田典寿個展「海辺の家」の様子をご紹介します。

くろだ あきこ

執筆者:くろだ あきこ

インテリアショップガイド

穏やかな時間が流れる、美しい「海辺の家」

水田典寿さんの作品でいろどられたバーデンバーデンのコンセプトは「海辺の家」。潮騒が聞こえるほど海の近くに建つ一軒の小さな家をイメージしています。ドアを開けて目に付くのは、その空間にしっかり馴染んだ家具や、貝や骨、流木、船板、そして、波に流されて運ばれてきた不思議な何か。

期間限定BADEN BADEN Omake水田典寿個展「海辺の家」

「海辺の家」をイメージしてまとめられたBADEN BADEN Omake。水田典寿さんが作り出す家具やオブジェが、美しい世界を作り出します。左:1階奥のダイニングルーム。右:エントランスに置かれたオブジェ


この「海辺の家」は、集めた貝や骨を飾り、流木や板を使い家具を作って、整えられた住まい。ゆっくりした時間の中で、しっかりと自分の世界を築き上げていく、そんな暮らしのお手本が目の前に。流木や廃材、古びた部材を使って敢えてアンティーク風に仕上げた家具や小物は、なんともいえない柔らかな印象です。

期間限定BADEN BADEN Omake水田典寿個展「海辺の家」

アイアンとウッドのダイニングテーブル(for two)(W885mm×H740mm×D710mm)6万5000円、同じくアイアンとウッドのチェアは4万8000円。左の写真の棚の奥に見える男性が、つくり手の水田さんです


水田さんは、廃材や流木等を使い、家具や彫刻等の制作を行うクリエイターです。流木を使っているのだとわかっていながらも、みずみずしい命の誕生を感じさせるオブジェは、これひとつで、ありきたりの空間をギャラリーのような洗練された雰囲気に変えてくれそう。

次のページでは、水田さんが手掛けられた美しい家具をご紹介します。
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