この建物は練馬区の閑静な住宅街の一角に建っています。ここは建築家の鈴木淳史さんとご家族が住む3世代住宅です。以前は同じ地に築60年の木造の2世帯住宅が建っていました。建物の老朽化や家族構成の変化に対応出来なくなって来たことや東日本大震災も重なって、鈴木さんは「私たちが生きる、創造できる場所」をテーマに、将来の家族構成の変化に対応出来る建物をつくりだしました。

にぎやかな積み木の家


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外観
1. 北西側の外観。手前の天窓の付いた切妻屋根はガリバリウム鋼板。
2. 南西側の外観。黒く塗装されたスギ板、モルタル、リシン吹き付け、無垢のスギ板の4種の外装。
3. ガラス張りの玄関。足元は砂利敷きに数種類のタイルを置いている。
4. 2階の娘世帯のテラスから中庭を望む。広さは約12坪。テラスの奥の近隣も風景として取り込まれる。


切妻屋根や平らな陸屋根、形も大きさも異なる「小さな家」を寄せ集めたような印象の外観は、外壁もリシン吹き付けやモルタルやスギ板などそれぞれ異なる素材で仕上げられていて、全体として大きな建物なのに不思議と違和感無く周囲に溶け込んでいます。
張り出した大きなキューブの下の6帖の玄関は、前後ともガラス張りで、道行く人も奥の中庭の緑を楽しむことができる開放的な空間になっています。


◆建築データと建築家プロフィール