こだわりの蒲焼
午前中、お茶の水界隈に出かける用事がある。昼前後には用事も済むので、せっかくならうなぎを食べようとネットで検索する。神田駅近くに創業1947年(昭和22年)神田きくかわ神田店がありウェブサイトを見るといくつかのこだわりが書かれている。竹串ではなくピアノ線を束ねた特別な串で焼くことで、熱伝導がよく内側からふっくらとする。タレに砂糖やみりんを使わず、レンゲの蜂蜜を使うことで甘さに丸みが出てくどくない。とありうな重の画像を見ると、うなぎの尻尾部分は折りたたまれ、ごはんが見えないくらい蒲焼が敷き詰めれている。これは気になる行ってみよう。
「きゃべじん」とはキャベツの浅漬けのこと
正午過ぎ、お茶ノ水から神田まで歩く、歩いても1キロほどだ。茶色のビルに江戸カラーの外装、店内に入ると一階席は4人掛けテーブル席5卓。昼時の店内は満席、ひとつ席が空き相席となる。二階は座敷席のようだ。メニューは、うな重(イ)2980円(ロ)3300円(ハ)4850円(二)6750円うなぎの大きさと量でグレードが違うようだ。他には白焼き、う巻、うなぎハムなどがあり、メニューの「きゃべじん」が気になるところだ。この「きゃべじん」キャベツの浅漬けのことなのだそうだ。うな重(イ)2980円をお願いする。コッテリボリューム系のうな重に満足
待つこと5分、うな重登場。ホームページの画像のとおり尾の部分が折り曲げて重箱に収めてある、珍しいスタイルだ。皮は柔らかく脂のノリもよい。鉄串で焼き上げた身は厚めでややプリっとした身ながらトロッとして柔らかい。レンゲの蜂蜜を使ったタレはコクのあるしょうゆ系で少なめにかけられている。卓上にタレ瓶が備えてあり、お好みでどうぞとのことだ。ごはんも、かための炊き加減で好みだ。折り曲げられた尾の部分がトロッとジューシーで癖になる。お値段は少々高めに感じるかもしれないが、コッテリボリュームのうな重に満足だ。■神田きくかわ
住所:東京都千代田区神田須田町1-24-2
電話番号:03-3251-1506
営業時間:[火~金]11:00~21:00、[土・日・祝]11:00~20:30
地図:Yahoo!地図情報
URL:http://www.kanda-kikukawa.co.jp/shop/