雑貨/北欧・ヨーロッパ雑貨

スウェーデン話・その2 木のバターナイフ

バターのおいしい国スウェーデンはバターナイフもやっぱりステキだった。これでパンにバターを塗って食べれば、朝から気持ちよい生活が送れそう。

江澤 香織

執筆者:江澤 香織

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スウェーデンを訪れたとき、どこでも見かけたのがこの バターナイフ。木を削っただけの、 素朴で簡単なデザインなんだけれど、こういう単純で日常っぽいものに心が惹かれてしまうのです。 確かに、スウェーデンのバターはおいしい。ミルクっぽいコクのある味がすると思う。 あのバターにはやっぱり木のバターナイフが似合うのかもしれない。 きっと昔農家では、朝絞ったミルクで作った出来立てのバターを、近くの森で木を切ってきて ささっと削って作った手作りバターナイフですくってパンに塗って食べたのね、と のどかな生活を想像してしまって、おとぎの国ゴコロを誘う。スウェーデンだったら 今でもそういうことをしていそうな、そんな気がする国なのです。



上のナイフは普通の町中のお土産屋で買ったもの。セットで束ねてあって、 黄色とブルーのスウェーデンカラーのリボンで結ばれていた。持ち手のところに スウェーデン語で文字が焼き付けてある。スウェーデン語はよくわからない けれど、バター、とかママレードとか、書いてあるらしい。 そういえば、スウェーデンにはジャムの種類も多い。ベリー系の果物 が多く取れるらしく、甘酸っぱい感じの赤い色のジャムがお店にたくさん並んでいた。



大きさもいろいろ。削り方もいろいろ。よーくやすりがかかっていて、つるつる なものもあれば、ざっくり切り落としただけのものも。お店によっても微妙に 色やカタチが違ってて、それぞれにこだわりを持っていそう。 木の素材もいろいろで、手で触って、バターをすくう素振りをしてみてから、 自分に合いそうなものを選んでいくといいかも。



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