当時の姿に改修される前に観に行くのもよいかもしれませんね

当時の姿に改修される前に観に行くのもよいかもしれませんね

日本を代表する建築物の一つで、10円硬貨の絵柄としても知られる平等院鳳凰堂。56年ぶりとなる改修工事で“真っ赤で金ピカ”な創建当時の姿に大変身すると報じられ、研究者の間で賛否の声が沸いています。

「平等院鳳凰堂」の大改修に賛成できますか?(All About News Dig)

鳳凰堂が建てられたのは、平安時代のことです。藤原頼通(ふじわらよりみち)が極楽浄土をあらわそうと、1073年に創建。長年の経年変化で柱や扉は色あせていましたが、京都府教育委員会などの調査で創建当時の顔料が判明。赤褐色の顔料を使い、屋根の上の鳳凰像は金箔で輝くように……と、かなり大胆の当時の姿に近付けるという方針が発表されました。

この平成の大改修に対して「歴史的に意義がある」とする意見があるのと同時に、「違和感を覚える」という懸念の声も。「外観は大事で、できるだけ現状から変えない方がいい」など、議論が盛り上がっています。

創建当時の姿にできるだけ忠実に復原すべきなのか、経年変化も含めた現在の姿を大切にするべきなのか――。こうした改修にまつわる議論は歴史的建築物につきものです。例えば、1995年~1997年にかけて改修工事が行われた「大阪城」ではエレベーター設備を加える案が出たことで物議を呼びました。結局、エレベーターは設置され、高齢の観光客を呼び込むのに一役買っているとか。

平等院鳳凰堂の改修工事は来年3月に終わり、4月には公開予定。観光客の目には、今回の決断がどのように映るのか。改修を巡る議論はまだまだ続きそうです。

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