CLOって何?

CLO(Card Linked Offer)。聞き慣れない言葉だと思います。日本語ではクレジットカード連動型クーポンと言われています。2013年6月26日付の日経流通新聞に、クレディセゾンが株式会社カンム(Kanmu,Inc.)開発のシステムを利用し、いち早くこのサービスを取り入れたことが掲載されています。アメリカでは既に普及しているCLOサービス。どんなサービスなのでしょうか。

カード決済時にクーポンが使えて、ポイントもザックリ貯まる!

CLOサービス。2008年にアメリカで始まり、現在は40万以上の加盟店が参加している「Card Linked Offer」と呼ばれるカード決済インフラを活用した送客手法のことを言います。図を見ながら説明して行きましょう。

まずは、(1)クレジットカード利用者の情報により購買行動を分析。利用者それぞれに合ったクーポンをネット配信。(2)利用者は使いたいクーポンをクリックするだけで、そのクーポン内容がクレジットカードのアカウントに登録されます。(3)期限内に店舗に行き、カード決済すると、(4)自動的にそのクーポンの内容が反映され、割引や通常よりも多くのポイントが受け取れます。これらの購入履歴を元に、再度別のクーポンが配信されます((1)に戻る)。

CLOイメージ

CLOイメージ


これまでも紙、携帯表示、アプリ利用などなど、あらゆる形のクーポンは存在しました。しかし、決済時にカバンや財布をゴソゴソと探ったり、携帯をイソイソと操作する手間もあり、スマートとは言えませんでした。

CLOはこれらの煩わしさから解放してくれるサービスです。クーポンを提示する必要がありませんので、恥ずかしくてクーポンを使えない、ということもありません。

自分の購買情報を元に配信されるクーポンであるため、自分の購買活動に見合っており、確実に割引を受けられる機会が増えるでしょう。

クレディセゾンはオリジナルポイントの「永久不滅ポイント」を最大で40倍付与すると発表しています(※1)。加盟店は、ローソン、パルコ、TOHOシネマズなど数社ですが、今後のサービス利用店舗の拡大に期待しましょう。

普及の期待高まるCLOサービス

確かにおトクなCLOサービス。どこまで普及するかが気になるところです。普及のカギは、加盟店とクレジットカード会社へのメリットです。ただ、そこまで憂慮する必要はなさそうです。

<加盟店のメリット>
  • クレジットカード利用者の情報をベースとした効果的な販促活動
  • 成功報酬型の手数料
  • クレジットカードが利用できる店舗であれば初期投資なし
<クレジットカード会社のメリット>
  • 新たな手数料収入の獲得
  • クレジットカード利用の増大
  • 紙明細発行のコスト削減

両者ともサービス導入にコストが掛かるわけではありません。クレジットカード会社にはこれまでに蓄積された顧客情報があります。この情報を効果的に使用することは、クレジットカード利用者にとっても、加盟店にとっても大きな利益を生み出し、ひいてはクレジットカード会社自身の収益にも繋がるのです。

クレディセゾンに次いで、2013年10月三井住友カードが株式会社デジタルガレージと提携し、CLOサービスを導入します。こちらは、三井住友カード会員向けショッピングサイト「ポイントUPモール」内で紹介する店舗一覧から、訪れたい店舗を選んでエントリーボタンをクリック。一定期間内にその店舗を訪れ、カード決済すると割引が受けられます。三井住友カードはワールドプレゼントのポイントを最大20倍を付与するそうです(※2)。

クレジットカード会社が顧客情報を武器に、ネットを通じて実店舗への送客を促し、相乗効果を生み出すO2O(on-line to off-line)。クレジットカード利用者がまだ少数派である日本だからこそ、各社が利用者拡大、増益を狙い、便利でおトクなサービスを導入してくることは間違いありません。

実店舗では「CLO」、ネットショッピングではポイントモール」を活用すると、よりおトクな生活ができるようになりますよ。

※1 出典:クレディセゾンとカンムがカード決済連動型サービス「セゾンCLO」を6月24日より開始
※2 出典:三井住友カードとデジタルガレージ、ポイントと連動した実店舗への送客サービスを開始

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