いよいよ乗船。ビール片手に鵜飼観賞
いざ出陣。屋形船に乗りあいで。
船はゆっくり、ゆっくりと桂川を登っていきます。この日の日中は38度もあった京都ですが、川面はウソのように湿気もなく、涼しい風が吹いていました。エアコンなんて無用。体の中まですーっと冷やしてくれる自然の風の心地良さに夢心地になります。
かつて貴族たちがここを避暑地とし、夜は船遊びをしたと言われていますが、その意味が良くわかりました。人間には決して作り出すことのできない自然の恵み。彼らはその恩恵にあずかるべく、嵐山を選んだのです。
川上のコンビニではビールやみたらしだんごが買える。
しばし遠い昔に思いを馳せていると、何やら船の後からモーター音が。目の前に表れたのは“川のコンビニ”と呼ばれる船。ビールや焼き立てのみたらしだんごを引っ提げ、観光客の前に登場です。これもまたご愛敬。冷たいビールを買って、鵜飼に備えます。