コンビニグルメ/コンビニスイーツのトレンド

コンビニ各社のPBスイーツを一挙紹介!(6ページ目)

個性豊かなコンビニスイーツを支える主軸となっているのが、ローソンの「Uchi Cafe SWEETS」、ファミリーマートの「Sweets+」など、PBを中心とする商品展開です。主要コンビニ各社のスイーツのこだわりや特徴をご紹介します。

笹木 理恵

執筆者:笹木 理恵

おうちグルメガイド

業界トップのセブン-イレブンでは、2008年5月から「なないろカフェ」のブランド名でPBのスイーツを販売。現在は、スイーツ専門のPBとしての名称はありませんが、商品全体のコンセプトを表す統一ブランドであるセブン-イレブンオリジナル商品の一つとしてスイーツを販売しています。キーワードは、おいしさを第一に、「上質」、「王道」、「素材重視」。北海道産生クリームを使ったロールケーキやプリン、シュークリームなど、一見すると派手さはありませんが、誰もが知っているお菓子で、安心感のある味を提供しています。

和洋のチルドスイーツの品揃えを強化

セブン-イレブンでは先述した洋スイーツに加え、2004年から展開しているチルド和菓子のおいしさにも定評があります。これまではスイーツも他の商品と並列して陳列していましたが、2011年からはスイーツの専用コーナーを設置。スイーツの販売に本格的に乗り出しています。

近年のヒット商品は、2011年に発売された「口どけなめらか濃厚フロマージュ」。カップ形状で販売していたチーズケーキを、家庭でお皿にのせて食べるときのように三角形にカットすることで、本来のチーズケーキの雰囲気を再現。クリームチーズにバターと生クリームを加えた凝縮感のある味わいにリピーターが続出しています。
セブンイレブンのチーズケーキ

濃厚で満足感のある「口どけなめらか濃厚フロマージュ」(150円)

また、2012年9月に発売された「イタリア栗のクリーミーモンブラン」は、専門店さながらの本格的な味わいが話題を呼んでいる人気商品。「それまでは、エクレアやシュークリームなどハンディタイプが主流だった弊社商品の中では、異例のケーキタイプでのヒット商品となりました。今後はケーキタイプのスイーツの展開にも高いポテンシャルを感じています」(株式会社セブン-イレブン・ジャパン 商品本部・武藤正憲氏)。
セブンイレブンのモンブラン

手絞りのクリームが美しい「イタリア栗のクリーミーモンブラン」(250円)


良質な素材と専用工場でフレッシュ感を追求

セブン-イレブンの厳選素材は、北海道産の生クリームを使ったホイップクリームと、バターを加えた濃厚なカスタードクリームに代表されます。とりわけカスタードクリームに使う卵は、採卵から3日以内の新鮮な卵のみを液卵にして使うというこだわりようです。

セブン-イレブンのもう一つの強みが、全国に25ヵ所ある専用工場です。「弊社では、各メーカーさんやお取引先、物流企業等が垣根を越え、チームとして情報を共有しながら高品質なオリジナル商品を開発しています。セブン-イレブン専用の工場なので原料から一貫して管理がしやすい上、オリジナルの原料、レシピ、製造方法と差別化が出来、よりよい品質で各店舗に配送できると考えています」(武藤氏)。

さらに、「価格以上の価値ある商品づくり」も、セブン-イレブンのスイーツの大きな魅力です。日常的な価格で気軽に購入でき、値段以上の満足感を感じられる―。そんなスイーツが多いのも、セブン-イレブンの特徴と言えそうです。

>>次ページでは、スリーエフの新ブランドをご紹介!
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