業界4位のサークルKサンクスのPBは、2007年11月に立ち上げたデザートブランド「Cherie Dolce(以下、シェリエドルチェ)」。コンセプトは、「ワンランク上の本物のおいしさと、ワクワクするような豊富な品揃え」。Dの文字がクリームの帽子をかぶったようなキュートなロゴが印象的です。シェリエドルチェは以下に紹介するように、順次商品ラインアップを拡大してきました。
- 2007年11月~ Cherie Dolce (チルドデザート)
- 2009年11月~ Cherie Dolce α (焼き菓子・半生菓子)
- 2010年4月~ Cherie Dolce cafe (チルド飲料)
- 2012年9月~ Cherie Dolce 和ごころ (チルド和菓子)
- 2013年7月~ Cherie Dolce gelato (ジェラート)
看板商品は、とろける食感が魅力のプリン
シェリエドルチェを代表する商品は、ロングセラーである「窯出しとろけるプリン」。「ブランド立ち上げの頃からシェリエドルチェを代表する商品に育てたいという思いがあり、苦労を重ねて開発しました」と語るのは、株式会社サークルKサンクス 商品本部・デザートバイヤーの高本晃司氏。「こだわりの素材と製法で、120円という売価設定はかなりのコストパフォーマンス」(高本氏)というプリンは、現在のレシピが黄金比ゆえ発売からこれまで素材も製法も変えていないというこだわりの品。専用の窯でじっくり焼きあげることで、とろけるような食感を生み出しています。ふんわり、とろとろ。「窯出しとろけるプリン」(120円)
スティックチーズケーキは、バリエーション豊富
ハンディタイプ商品&販促がヒットの決め手に
気になる今後の動向について、高本氏は次のように語ります。「今後は、各社力を入れているカウンターコーヒーとの連動でコンビニの朝需要が高まることが予想され、コーヒーと一緒に朝、手軽に食べられるハンディタイプのスイーツへの注目度がより高まると感じています」。
男性にもファンの多い「チョコバナナクレープ」(130円)
サークルKサンクスでは、プリンやチーズケーキなどの主力アイテムのプロモーションも強化していく方針で、2013年7月25日には、なんと1日限定で「窯出しプレミアムプリン」を発売。高品質の原料を使ったプレミアムプリンとして販売前からSNSなどで話題となり、約25万個を売る大反響を呼びました。
女性・シニア層を重要なターゲットにしながらもそこに寄り過ぎず、老若男女に喜ばれる商品開発を行なっているというサークルKサンクス。食感の変化や素材のバランスなど表には見えないこだわりも、「誰にでも愛されるスイーツ」というシェリエドルチェのブランドイメージを支えています。
>>セブン-イレブンの注目スイーツは、次ページ!