続々登場する新アイテムで、新境地を開拓

現在、ローソンのスイーツのラインアップは、大別して4カテゴリーに分類されます。

  1. 「プレミアムロールケーキ」を代表とする「プレミアムシリーズ」(2009年9月~)
  2. チルド和菓子の新ブランド「あんこや」(2012年3月~)
  3. 手軽に買える定番スイーツ「レギュラーシリーズ」
  4. 「ウチカフェ・アイスクリーム」 (2013年2月~)


このうち「あんこや」は、チルド和菓子のラインアップを充実させた新ブランドで、発売1年間で売上を3倍に伸ばすという大躍進を続けています。また、「ウチカフェ・アイスクリーム」も、発売半年ですでにアイス売り場で一、二を争う人気商品となっており、今後の展開が期待されます。

あんこや「クリーム大福」

あんこや「クリーム大福」(130円)

コンビニスイーツの可能性を追求するローソンの挑戦には、他にも目を見張るものがたくさんあります。とりわけ四季ごとに展開している「春コレ」「夏コレ」といった季節スイーツのフェアは、限定商品を楽しみに待つファンが少なくありません。2013年の夏は、国産フルーツをテーマに8週間連続で新商品を販売。コンビニのスイーツでは流通などの問題から難しいとされているフルーツを使ったスイーツです。また、2011年から発売している「フローズンスイーツ」は、アイスをレンジで温めて「冷×温」の瞬間的なおいしさを楽しむ「飲む」スイーツ。こうした新商品にも積極的に取り組み、新たな境地を切り拓いています。

ローソンの夏コレ。

2013年の「夏コレ」。夕張メロンや国産白桃などフルーツが満載


SNSのコミュニケーションでファンを増やす

ローソン「ウチカフェ スイーツ」シリーズでは、とかく「プレミアムロールケーキ」のヒットだけがクローズアップされがちですが、実はヒットを支える裏側には、本部の地道な努力があったそうです。

ローソンでは、ウチカフェの発売以降、消費者とコミュニケーションを図って商品開発に反映させるという仕組みづくりに力を入れてきました。シェフとお客が直接コミュニケーションをとれる飲食店や個人のパティスリーとは異なり、不特定多数が来店するコンビニでは、商品開発の本部と商品を購入するお客の接点はほとんどありません。そこでローソンが着目したのが、インターネットを使って双方向のやりとりができるSNSです。

「2年前にはアメーバブログの『ウチカフェ』を立ち上げ、週2回の更新に加えてお客様のコメントにもすべ返信をしておりました。そこでお客様の生の声を数多く聞けたことは商品開発において大変貴重な経験となっており、現在もウチカフェの専用サイトを使ってできるだけお客様とのコミュニケーションを図っています」(鈴木氏)。

ウチカフェホームページ

ローソンのHPでは、お客様とのコミュニティページも活況です

公式サイト内のコミュニティページでは、「夏に食べたい、フルーツを使ったスイーツを教えてください」、「本日発売!!!!『ぎゅっとクリームチーズ』の感想お待ちしてます!」といった具合に、商品開発にダイレクトにつながる質問が多数提示されており、エンドユーザーである消費者の声を商品に生かしたいという開発者の想いが伝わってきます。

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