部分的に柄物を使ったり、壁面によって色を変えたり、アイデア次第で値段の安いビニールクロスの組み合わせでも様々なインテリアが楽しめます。今回は、1つの部屋の中で壁紙を張り分けるアイデア、壁紙リフォームのテクニックをご紹介します。
トイレの壁紙なら柄も原色もOK! 張り分けリフォームで冒険しよう
トイレは長時間過ごすことが無い閉じられた空間ですので、少々冒険しても大丈夫です。トイレの壁紙の張り替えリフォームの際には、遊び心満載の張り分けでインテリアを楽しみましょう。左:1面だけ花柄、残りをアイボリーの壁紙に張り分けた水まわり(サンゲツ) 右:古い壁紙の上から塗装で色分けしたトイレ(村岡建築デザイン事務所)
トイレの壁紙に柄物を使うと、狭いだけにうるさく感じられることもあります。そんな時は奥の1面だけ思い切った柄物にして残りの3面は無地の壁紙を張る、または3面を柄物にして奥の1面を無地の壁紙にしてもスッキリとまとまります。
狭い部屋ですから、色選びには時間をかけて納得のいくまで行いましょう。気に入った色が見つからない場合は、壁紙の上から塗装する方法もあります。
柄と無地の壁紙を組み合わせる時は、柄の中の1色を使うとまとめやすい(サンゲツ)
柄物と無地の壁紙を組み合わせて張る場合は、柄に使われている色の中の1色を無地に使うと、インテリアにまとまりがでます。
アクセントは30%! 大胆な壁紙使いで北欧インテリアを作る
北欧インテリアは大胆な色づかいが特徴です。壁紙の張り分けで部屋に北欧スタイルを取り入れて、鮮やかな空間を演出してみましょう。サンプルで見ると派手に見えても、部分張りなら落ち着いた空間に仕上がります。左:ベースの壁紙をホワイトに、アクセントにブルーと花柄で張り分けたリビング 右:北欧らしい花柄と落ち着いたベージュまとめた寝室(サンゲツ)
壁紙の張り分けを上手にまとめるコツは、色バランスにあります。原色や柄をアクセントにする場合は、部屋の壁全体の30%程度が目安です。
次のページでも壁紙の張り分けリフォームのアイデアをご紹介! アジアンなインテリアを作る、和室を張り分ける、そして張り分け時の注意点をご紹介します。