前向きに叱ることができるワザ
「ポジカリメソッド」とは、私が主宰するプラス思考育児.JPで推奨している叱り方です。子どもをポジティブに叱れるワザなので、「ポジカリメソッド」と名づけました。ポジカリメソッドは、次の2つのパートに分かれています。
■パート1:ポジカリ3原則
⇒ ここでは、ママが発する叱り言葉のブラッシュアップを図ります。
■パート2:ポジカリ2ステップ
⇒ ここでは、ママが叱るときに取るべき2つのステップについてお伝えします。
ポジカリメソッドの特徴
ポジカリメソッドは心理学がベースになっている叱り方。だから、- 子どもの心に響く、伝わる
- ママの心にやさしい
現代の心理学で、プラス思考とマイナス思考の人では、発想の仕方に14の違いがあることが分かっています。その14個の違いから、特に叱り方に影響の出るものをピックアップし、まとめたのが、パート1でお伝えする「ポジカリ3原則」です。
つまり、ポジカリ3原則で叱る=プラス思考の人の叱り方。
だから、「ちゃんと伝わり」、しかも、「心にやさしい」のです。
叱っても効果がない2つの理由
では、叱るときの悩みにはどんなものがあるでしょうか?- イライラしてしまう
- 言い過ぎて、自己嫌悪に陥る
- お互い感情的になってしまう
- その場の険悪なムードがイヤ
叱っても効果がない、そんなときは、次の2つの原因が潜んでいることが大半です。
- 原因1:叱る的(まと)がずれてしまっているから
- 原因2:ママの言葉と取っている行動にギャップがあるから
原因1:叱る的がずれるとどうなるの?
叱るときに限らず、本当に伝えようとしていることから的がずれてしまうと、相手にはきちんと伝わりません。- 叱るとき、つい感情的になってしまう
- イライラが止まらない
「ポジカリメソッド1~3」では、ママの叱り言葉のブラッシュアップを中心に、叱る的がずれないテクニックをお伝えします。特に、ママのイライラに即効性がありますので、つい感情的に叱ってしまうというお悩みをお持ちの方は、ぜひメソッド1から順に読み進めていってみてください。
原因2:ママの言葉と取っている行動にギャップがあるとどうなるの?
「片づけないのなら、全部ママが捨てちゃうわよ!」と言いつつ、捨てられない。これをママの有言不実行と言います。叱るとき、つい大きなことを言いたくなるもの。その方が、子どもがびっくりして言うことを聞くのではと思うからです。でも、実際には逆のことが起こります。大きなことを言ってしまうと、子どもが言うことを聞かなくなくなるのです。
「ポジカリメソッド4~5」では、原因2の言葉と行動のギャップを解消し、有言実行するためのノウハウをお伝えしています。「言ったことはやる」「やれることしか言わない」コツをぜひマスターしてください。
>>まずは、「ポジカリ原則1」からスタート!