ガンホーの株価は決算発表後の2日間で暴落
ガンホー・オンライン・エンターテイメント(3765)が、7月29日の引け後に、2013年期中間決算の発表を行いました。売上高は746億円(前年同期比10.4倍)、当期純利益は281億円(同26倍)。驚異的な増収増益を達成したにも関わらず、翌日の30日の株価は、前日13.3%安と大幅に急落しました。これは、材料出尽くし感から利益確定売りに押されたことが要因でしょう。31日の株価も、前日比12.8%安の8万円で引けています。わずか2日間で株価が暴落しているガンホーの株価は、今後どのように動くのか、システムトレード的な考え方から分析を行いました。
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【検証条件】
検証対象:ガンホー(3765)
買いルール
・終値が移動平均(5日)の乖離率が-18%以下 かつ
・終値が前日終値と比べて、12%以上小さい
上記条件を満たした翌日に、成行買い
売りルール
・1週間経過したら、翌日に成行売り
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今回は、ガンホーが「終値が移動平均(5日)の乖離率が-18%以下」かつ「終値が前日終値と比べて、12%以上小さい」ときに買い付けを行います。これは、現在の終値(7月31日終値8万円)が、5日移動平均線と比較して-18.2%乖離(かいり)しているためです。また、31日の株価は、前日比12.8安となっていることから、買いルールの条件に「終値が前日終値と比べて、12%以上小さい」を追加しています。「売りルール」は、1週間経過したら翌日成行売りとしました。
では、さっそく検証結果を見てみましょう。
■検証結果
勝率: 100.00 %
勝ち数: 6 回
負け数: 0 回
引き分け数: 0 回
平均損益(円): 66,747 円 平均損益(率): 22.25 %
平均利益(円): 66,747 円 平均利益(率): 22.25 %
平均損失(円): 0 円 平均損失(率): 0 %
合計損益(円): 400,482 円 合計損益(率): 133.49 %
合計利益(円): 400,482 円 合計利益(率): 133.49 %
合計損失(円): 0 円 合計損失(率): 0.00 %
プロフィット・ファクター(総利益÷総損失): 999.99
平均保持日数: 8.00 日
今回の暴落はトレードのチャンス
検証結果を見てみると、勝率は100%、平均損益は22.25%です。勝率は100%となっており、過去のトレードでは負けなしとなっています。また、平均損益も22.25%と大きなプラスです。ガンホーが「買いルール」の条件を満たす局面はめったになく、システムトレード的には、今回の暴落はトレードのチャンスと判断できるでしょう。
なお、今回の検証は、あくまでも過去のデータに基づいたシミュレーションであり、今回のガンホーの暴落が「勝率100%」を保証するものではありません。しかしながら、今回の暴落で買い付けを行うことで、利益が期待できる可能性があると判断できるのではないでしょうか。
しかし注意点もあります。同社は「JASDAQ」銘柄であり、比較的値動きが荒い銘柄です。大きなリターンが期待できる一方で、当然リスクも高めとなっています。そのため、ガンホーに投資する際には、必ず「損切り」ラインを決めてトレードする必要があるでしょう。ご自身が許容できる損失額を予め決めておき、想定超の損失を被らないように対処する必要があるでしょう。
今回の検証は、あくまでも過去のデータに基づいたシミュレーションであり、将来を保証するものではありません。ただ、株の売買を行いに際して、今回のように簡単に検証を行うことで、どの程度のリターンを期待でき、どの程度リスクがあるのか事前に把握することができます。投資判断を行う上での有効な判断材料の1つとなるでしょう。判断材料がない状態でトレードをすることは、とても危険な行為です。「なんとなく」で投資をするのではなく、みなさんも投資をする際には、一度検証してみてください。きっと投資に対して安心感が違うことでしょう。
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(このテーマでの検証については、【システムトレードの達人】を使って検証しています。記事の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性、利用者にとっての有用性を保証するものではありません。当社及び関係者は一切の責任を負わないものとします。投資判断はご自身の責任でお願いします)