今後の展開が期待される小規模保育をご存じですか?
子ども一人ひとりのペースに合わせた保育を重視する親御さんには特に嬉しい小規模保育の枠組み
実はこの小規模保育という枠組み、従来のアプローチで認可保育所を新設するよりも短期間で開園することが出来るため、今現在お住まいのエリアに小規模保育所が無かったとしても数ヶ月後には新設されて入園児童を募集しているかもしれません。その機動性から待機児童問題解消の実効策として注目されているのですが、これまでにないスピード感であるがゆえに、利用者側であるパパ・ママも今のうちからしっかり情報収集して児童募集が開始されたらスムーズに申込みできるようにしておきたいもの。
そこで今回は、全国小規模保育協議会理事長の駒崎弘樹さんにお話を伺いながら、小規模保育についての基本的かつ重要な情報をまとめました。
小規模保育所とは?
小規模保育所(保育園)とは、空き家やマンションの一室などを活用して6~19人の子どもを預かる保育施設で、0~2歳の児童が対象となります。これまでのように認可保育所を新設するとなると、自治体による用地確保や施設建築を経て開園するまでに2~3年かかりますが、小規模保育園の場合は4~5ヶ月程度で開園準備が整うため、待機児童が集中しているエリアにピンポイントで機動的に保育を提供することができるという強みがあります。現時点では自治体独自の事業として運営されていますが、子ども・子育て支援法が本格施行される2015年以降は国の制度として実施され、「小規模認可保育所」として認可保育所に仲間入りします。料金についても、現在は自治体ごとに異なりますが、2015年からは認可保育所と同じ金額(世帯収入に応じた応能負担)が適用される見込みです。