国内クルーズ/クルーズ旅の基礎知識

クルーズはどこで申し込む? 外国船の日本発着クルーズは?

2023年春に再開した外国船クルーズ。「どこへ相談や申し込みをすればいいのかわからない」という声をよく聞きます。ここでは、クルーズの申し込み方法について、申し込み先別のメリットや留意点を紹介します。

村田 和子

執筆者:村田 和子

旅の準備・お得・便利ガイド

「クルーズを検討しているけれど、どこで申し込めばいいの?」という質問をよく受けます。申し込み窓口としては、「客船会社」 「日本総代理店(外国船の場合)」 「提携旅行会社」 「クルーズ専門の旅行会社」などいくつかあります。

今回は、人気のある外国船の日本発着クルーズを中心に、どこで申し込めるのかを、それぞれのメリットや留意点を交えながら紹介します。
クルーズ

1度は乗りたいクルーズ。どこで申し込む?

 

目次

~リピーターにおすすめ~
 客船会社(外国船の場合は日本総代理店)への申し込み
~初心者OK。コースが決まっていて手軽に手配~
 提携している一般の旅行会社への申し込み
~初心者OK。相談しながら決めたい方におすすめ
 クルーズ専門の旅行会社への申し込み
~最近よく聞くジャパネットなどはこちら~
 チャータークルーズは主催旅行会社へ
 
<補足>日本船のクルーズは電話やホームページで気軽に
 

客船会社(外国船の日本総代理店)への申し込み

客船会社(外国船の場合は日本総代理店含む)への直接申し込みは、列車旅に例えるなら、”乗車券”を鉄道会社で購入するイメージ。クルーズ単体の個人手配になり、対面ではなくネットや電話での申し込みとなります。ツアーのようにきめ細やかなサポートはありませんから、自身で必要なものを準備して乗船し、船内でも船内新聞等を参考に過ごすことになります。

メリットとしては、キャンセルチャージがかかるのが遅かったり、乗船者のネームチェンジが約2週間前までできるなど自由度が高いこと。予約状況によってはディスカウント価格の掘り出し物と出会えることもあります。

ただし、クルーズ船の旅は特有の習慣(支払い方法や下船方法等)があり、船内も広いため、初めてのクルーズだと戸惑うことも多いもの。船上は日本語が話せるスタッフの数も限られます。

そう考えると、客船会社へダイレクトに申し込むのにおすすめなのは、乗下船の流れやクルーズライフなどがわかるリピーターや、英語でのコミュニケーションができる方といえるでしょう。

※外国船は(自社では販売せず)提携の旅行会社でのみ販売するケースもあります。チャータークルーズ(後ほど紹介)の場合は、船会社に直接申し込みはできないので注意しましょう。
クルーズ

プリンセスクルーズは、電話とWEBから直接受付をしている

 

提携している一般の旅行会社への申し込み

一般の旅行会社でもクルーズのパンフレットを置き、取り扱いを始めるところが増えています。WEBや電話の他、店舗でも取り扱いがあるので、家の近くで気軽に申し込みたい方や、申し込むクルーズが決まっている方などなどにはいいでしょう。

旅行会社経由で申し込んだ場合のメリットは、乗船前に船上生活について説明会があったり、パスポートなど必要なものの案内などのサポートがあること。

乗船後にツアー参加者の対応をしてくれる添乗員がいることも多く、クルーズライフのサポートをしてくれたり、トラブルがあったときに気軽に日本語で相談ができるので、初心者の方も安心です。寄港地のエクスカーションも船会社主催のものだけではなく、旅行会社独自のものが用意されていたりと、選択肢が多いのも魅力です。

注意としては、旅行会社によって、サービス内容が異なるのでしっかり確認すること。また、取り扱いはあっても、窓口の担当者によってはクルーズの知識が十分でないケースがあります。

相談しながら検討したい場合は、クルーズの知識を持ったクルーズアドバイザーの有資格者がいる店舗や、クルーズ専門窓口がある店舗で申し込むことをおすすめします。

説明会があれば、ぜひ参加を。クルーズに詳しいスタッフがいるので安心です。

 

クルーズ専門旅行会社・専門部門への申し込み

「クルーズを検討しているが、コースや船を迷っている」 「行きたいクルーズは大体目星がついているが、不安がある」などの場合には、クルーズ専門の旅行会社で相談をしながら決めるのがいいでしょう。大手旅行会社の系列ならクルーズプラネット(HISグループ)、JTB、阪急交通社、クラブツーリズムはクルーズ専門の部門があります。

取り扱っている船の種類も多く、クルーズアドバイザーや熟練したスタッフが対応するため、船の比較や寄港地の魅力などを相談しながら申し込むことができます。

デメリットとしては、店舗数が限られるため、直接来店するのが難しいケースがあったり、オンラインでのみ対応している会社もあることです。ただし、電話やメールで、相談から申し込みまで対応をしてくれるので、対面にこだわらなければサポートは問題ないでしょう。
クルーズ

お気に入りの場所をみつけて

 

チャータークルーズは主催旅行会社のみで受付

クルーズには、チャータークルーズといい、旅行会社が一隻丸ごと借りあげてクルーズを企画し販売するケースがあります。この場合は、主催する旅行会社のみでの販売になりますので、船会社や総代理店、及び他の旅行会社では販売されません

昨今このチャータークルーズが外国船を中心に増えています。2023年でいうと、ジャパネットタカタがMSCベリッシマをチャーター、自社の通信販売網を通じて発売をしています。同じMSCベリッシマでも、お盆休みの出発(8月2日発、8月11日発)の2コースは、HIS、クルーズプラネット、ベストワンドットコムが3社でチャーターしており、このコースは3社でのみ手配が可能です。

なお、同じ客船でも、チャーターしている会社が異なるとサービスなども違ってくる点は注意が必要です。
クルーズ

MSCベリッシマ。大きすぎて写真に納まらないほど


 

補足 日本船クルーズは電話やホームページで気軽に

日本船については、船舶会社(関連の旅行会社)に直接電話で申し込んだり、ホームページから仮予約をすることもできます。提携旅行会社も多く、店頭での取り扱いも比較的スムーズなので、気軽に申し込みができます。2023年6月現在、日本船は飛鳥2とにっぽん丸の2隻です。

■飛鳥2 
■にっぽん丸 
 
クルーズ

日本船はショーとクルーズもあり、現役世代も参加しやすい


※こちらもぜひご覧ください
2023年GWや夏休みはクルーズ旅へ! お得な外国船日本発着クルーズが再開
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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