3000坪にも及ぶ広大な敷地内には伝統的な建築や展示物がたくさん!
秋田県仙北市の角館町は、「みちのくの小京都」と称される国の重要伝統的建造物群保存地区です。江戸時代の藩政時代の地割が残され、武家屋敷などの伝統的建築が数多く保存されています。中でも、内町武家屋敷通りに残る青柳家は、400年にわたる歴史のうつろいを静かに見守る名家です。2代目当主の藤右衛門がみちのくの地に移り住んで以来、芦名家、佐竹北家に仕えました。
1860(万延元)年に藩への功績が認められ特別に許された薬医門を潜ると、3000坪にも及ぶ広大な屋敷が広がります。敷地内には、築200年の母屋をはじめ、武器蔵や文庫蔵などが残される他、江戸時代の史料を展示するミニミュージアムや、秋田郷土館、武家道具館など、6つの資料館が建っています。
伝統的な建築や展示物を見ると、江戸時代以来の日本の歴史が手に取るようにわかります。それにしても、広大な敷地をもつ屋敷です。この屋敷に暮らした当主は、どこに何があるのか全て把握していたのでしょうか。
広々とした庭園には、日本に1本しかないと言われる八重紅枝垂桜が、初春には薄紅色の花を咲かせ春の訪れを知らせてくれます。
■角館歴史村・青柳家
住所:秋田県仙北市角館町東勝楽丁26
電話番号:0187-54-3257
料金:大人 500円、高校生・中学生 300円、こども 200円
営業時間:4月~10月 9:00~17:00、11月~3月 9:00~16:00
定休日:無休
HP:www.samuraiworld.com/
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