カウンターコーヒー×焼き菓子のセット買いも増加
店員が淹れてくれるローソンの「MACHI cafe」。タンブラーなどのグッズも販売
カウンターコーヒーは主要コンビニ各社ではすでに導入済みで、2013年1月より販売を開始し、約半年間で1億杯を突破したセブン-イレブンのセルフ式ドリップコーヒー 「SEVEN CAFE(セブンカフェ)」などが話題になっていますが、コーヒーのもつ常習性といった商品特性から、女性客や年配層など新規客や固定客の獲得につながる切り札として期待されています。
モンドセレクション2年連続金賞を受賞した、ファミリーマートの「フィナンシェ」(120円)
価格表示を撤廃!手土産のニーズも発掘
加えて、コンビニスイーツのさらなる拡販戦略として各社が力を入れているのが、「手土産」需要の喚起です。従来のコンビニスイーツは、自分用に1~2個購入して自宅で楽しむという自家消費型が主流でしたが、近年は家族や友人への手土産として複数個をまとめて購入するという人も出てきています。ローソンのスイーツ用ギフトバック(Sサイズ80円、Mサイズ95円)
また、クリスマスやバレンタインなどイベント時には、有名パティシエとのコラボケーキなど百貨店と遜色ないクオリティのケーキも、コンビニで購入することができます。さらに、地方ごとにコンビニを比較してみると、各地で地元の名産品を使った「地産池消スイーツ」を地域限定で販売しているケースも少なくありません。街のケーキ屋さんが担ってきた役割をコンビニが果たすようになってきた、といっても過言ではありません。
まだまだ発展の可能性を秘めた、コンビニスイーツの市場。将来的には、妊婦さんや幼児向けの添加物フリーのスイーツや、アレルギー対応のスイーツ、手土産用の焼き菓子詰め合わせギフトなど、消費者の新しいニーズに訴える商品を開発してくれることを期待しています!