バラエティ豊かな、コンビニ各社のPBスイーツ
男性から女性へ、ターゲットをシフト転換
一般的にコンビニは、7割以上が男性客。20~30代の男性をターゲットとしてきたコンビニ業界にとっては、スイーツも「男性が他の商品のついでに買うもの」という位置付けで、ボリュームがあり、オーソドックスなものが主流でした。そうした中、コンビニに女性客を取り込む手段として注目され始めたのが、スイーツのジャンルです。「デパ地下や洋菓子専門店では女性客が大半を占めるのに、なぜコンビニでは女性がスイーツを買わないのか?」。そうした事実にコンビニ各社が着目し、女性をターゲットにした商品戦略を打ち始めたのが2006年以降のことでした。
続々発売される新商品に、リピーターも急増!
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加えてコンビニは、自宅やオフィスなど生活に密着したシーンで利用することが多いもの。そのため、一度購入したらリピーターが多く見込めることも、各社がスイーツに力を入れる理由の一つです。さらに、スイーツ目的の女性客を取り込むことでコンビニ自体の客層が広がり、他商品の購入の機会も増やせるメリットがあるため、今後も各社販売を強化していく方針だといいます。
コンビニスイーツは、まさに戦国時代の到来!次ページでは、これまでの発展の経緯を振り返ってみます。
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